安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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耐乏の時代
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〈 2011年 4月 18日 月曜日 )


●耐乏の時代Age of Austerity
米英仏伊西、「欧米」が緊縮財政(Austerity)を強いられる時代になった。アイスランド、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルと破産国が出揃ったところでこれ以上(スペインが心配だが)足を引っ張られないよう政府は懸命である。ところが庶民の感覚では、リーマンショックだか、モーゲイジだか知らないが、政府も企業もマネーゲーム遊びほうけてお前たちの給料を上げてきたからじゃないのか。不景気になって借金を抱えたからってオレタチの給料・年金カットや首切りはお門違いだ。と、まあこんな調子の垂れ幕プラカードで、米はまだだが、ロンドン、パリ、ローマ、マドリードの街路を幅広い層の一般市民がデモったのである。

●アイスランドの長い道
アイスランドではデフォールト返済に国民が半分税金で賄うという国民投票はあっさり否決された。アイルランド債権国のイギリスはブラウンからキャメロンに代っても絶対取り立てる構え。大英帝国といえ失業率8.7%ですからね。親切に棒引きしてあげたのは歴史的人種的に親近な当地ノルウェーだけである。

●オバマ、AudacityからAusterity
オバマはAudacity(大胆)を掲げて就任以来、湯水のようにドルを使い、財政赤字をべらぼうに引き上げた。大きな政府に、いかにも元気なムードをつくったが、米財政赤字はブッシュの計画より一段と膨らんでしまった。今年の予算教書で言った「今後10年で1.1兆ドル赤字削減を目標にする」? 腰が入ってないばかりか、削減額が少ないというのが欧州、特に一足早く(緊縮財政)をスムースに実施したドイツが批判的だった。

すると13日、オバマは12年間で4兆ドル削減を打ち出しAusterity(緊縮財政)に軌道を大修正。大鉈は国防と政策経費(道路河川鉄道等の公共工事を含む)、ご自慢の医療保険からも削り、ブッシュの金持ち減税を廃止する。共和党は財政カットを言ってきた手前、反対出来るのは国防カットと大きさと金持ち減税廃止くらい。賛成に廻ってひとまず通過したが、デモは起こらない。なんとなれば今年一杯は予定通り赤字を増やす膨張予算を消化するので、一般市民のフトコロに影響しないからである。そのうえ米国庶民は米弗が基軸通貨で、それは絶対と思っているからほんとに困る。金が史上最高値になっても感じない。

●中国のインフレ急行
中国は財政黒字、お金がだぶついているように見えるがインフレが先月5.4%でしたか、金融引き締めを小幅に矢継ぎ早に打ち出した。慌てているごようす。世界中で最も自己中心的な国は中国で、それを彼の国の人々は認識していないのだが、そのため中国の外国認識は驚くほど浅く、因ってBRICSはその経済力に比し国際的影響力が弱い。

●円安と復興
1ドル83円!円安はどこまでゆくのでしょう。石油価格高騰で電力にはね上がる。資材輸入にも痛手だが、円安が良いのか悪いのか一概には言えま せ。災害復興がはじまり1−2−3年後にピカピカ・ハイテク・エ コ社会が復興の暁には、海外から視察団が押し掛け、観光客、留学生が安い円と相俟って一挙倍増するでしょう。世界的な食料品高騰は国内農水業に追 い風となります。 幸いマルチ被災国・日本は緊縮財政を先延ばししても叱られない世界最大の対GPE赤字大国日本。「あらまほしかな」円安。

10年20年住めない所は福島原発のごく限られた周囲、5キロ離れればOKなので は?そうなるように同床同夢の東電東芝日立のみなさま「今よりは 狂わまじ」 原発安定に尽力のほどお願いします。おわり。





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