安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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窮屈な政治環境
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〈 2011年 3月 8日 火曜日 )


●サヨナラ日本外相
このところTVはもっぱらアルジャジーラを見ている。ここのリビア情勢Ribya Uprising番組がいちばん詳しいからであるが、サヨナラ日本外相とキャスターが喋り出した。SAYONARA は日本語だ。半分以上茶化しているが、尤もだとおもう。

●京都は「渡り人」の土地
国会議員が外国人から献金を受けてはならない、これも尤もだが規制の目的は外国の影響を排除するためでしょう。前原氏のケースは昔なじみの近所のおばさんが毎年5万円を応援に寄付、4年だから5年で計25万円前原事務所が受け取っていた。それだけの額。このおばさんが在日外国籍だってそれがどうした。外国の影響あるのかしら、ばかばかしいあるわけないでしょ。ちゃんと日本に税金払っている人。京都は平安の昔から「渡り人」の土地。だれが気にするもんですか。それが常識だ。

●議員の質的堕落
悪意に暴露されて気付いたなら「事情でおばさん悪いけど、これから献金受け取れないの」と電話すればそれで一件落着。それが常識、悪意を吹き飛ばす常識というもの。にも拘らず、これをネタに外相たるものが外国献金を受けて務まるか、一大事とばかりタテマエ論で辞任を要求した自民党議員には常識がないことになりますね。議員の質的堕落である。

●極限の民族
で、こういうはした金で外務大臣が辞めざるを得ないような議会にしてしまう日本の政治はなんて窮屈なんだろう。マトモに優秀な人物は政治家にならないのでは、とアルジャジーラのみならず国際メディアは考える。返す言葉もない。日本は政治文化面で「極限の民族」とおもう。

前原氏について、個人的には久しぶりに外交交渉ができる器との印象を持っていたので惜しい気がする。

●フランスではシラクが
フランスでは78歳のシラク前大統領をパリ市長時代(1977〜1995)の公金流用,着服した罪等で法廷審理がはじまった。数億だからはした金ではないけれど時効がないのかな?シラク側と和解成立した市は不起訴、検察側は証拠不十分で赦免と論告しているが、捜査判事が要審理とした。タテマエを振りかざして人を貶める輩を許すのも民主主義のうちか、常識の復権を望む。(了)





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