安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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C.アマンポール、ムバラク単独会見の概要
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〈 2011年 2月 4日 金曜日 )


●ムバラクの言い分
ムバラク支持派が散ったので、水曜日のような衝突は起きなかった。衝突翌日の木曜日、CNNからABCニュースに移籍したC.アマンポールが、ムバラクに単独インタビュー30分を行った。アマンポールがその様子を語るヴィデオと記事は http://abcnews.go.com/International/egypt-abc-news-christiane-amanpour-exclusive-interview-president/story?id=12833673 でゆっくりご覧あれ。次にサワリを書き写す。

▽デモの責任は
He told me that his government is not responsible for it. Instead, he blamed the Muslim Brotherhood, a banned political party here in Egypt. 政府にはない。違法のムスリム同朋団の仕業だ。

▽退陣について
He said he's fed up with being president and would like to leave office now, but cannot, he says, for fear that the country would sink into chaos. もう飽き飽き今日にでも辞めたいがそれはできない。私が辞めればわが国は混沌に沈む。

▽抗議のデモについて
"I don't care what people say about me. Right now I care about my country, I care about Egypt." 人になんと云われようがかまわない。今は私の国、私のエジプトを護る。

▽昨日の支持派と退陣要求派の衝突について
"I was very unhappy about yesterday. I do not want to see Egyptians fighting each other." 大変不幸なこと。エジプト人同士が争うのをみたくない。

▽大統領として
"I would never run away," he said, "I will die on this soil."
私は逃げない。この地で死ぬ覚悟だ。

以上、国民の気持ちを理解できない独裁者の高慢な応答であるが、中には憂国の志士的発言に共感する者も多い。それが支持派であるのだが。

▽オバマの「辞任は早い方が良い」と促す電話にムバラクらしい言葉。
"You don't understand the Egyptian culture and what would happen if I step down now."
あなたはエジプトの文化を理解していない。いま辞めれば何が起こるか判っていない。

妻と息子ガマル(46)はロンドンに逃亡し、ムバラク自身もシャルムエルシェイク別荘に避難したとハーレッツ紙やアルジャジーラが伝えていたが、会見した大統領宮殿で家族に会ったという。デモ隊は週末にこの現住に警備された大統領宮殿向かう計画だ。

さて報道官制のためか、報道陣を追い出す支持派の暴力でのためか、実況放映ができない状況になった。しかしネットが使えるようになったので市民からの映像提供がある。

●ムスリム同朋団と協調?
おなじ3日、アマンポールがムバラクと終えて、同宮殿でスリマン副大統領と言葉を交わした。そのあと副大統領がTV演説でムスリム同胞団に対話を飛びかけた。ムバラクの意向だろう。先にシャフィック首相がトライしたが拒否されている。おそらくエルバラダイの入れ知恵で拒否するだろう。ヨルダン国王が同国のムスリム同胞団と対話をもったが平行線のまま決裂した。
(了)





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