●英仏米中露首脳のインド詣で
インドが世界から熱い注目を集めてる。
▽就任早々のキャメロン英首相は経済大ミッションをお供にインド訪問、ここでパキスタン非難を口にしてインド人を感激させ、ビジネスチャンスを広げた。
▽サルコジも経済ミッションを連れて訪問、ウラン納入国の強みで原発発電プラントの新受注やエアバスを売り込んだ。
▽オバマは国内景気のテコ入れにインド輸出増大を目論み、ボーイング新型機30機からハーレイ・ダヴィッドソン工場新設まで、インドの国連安保理常任を後押しにまずまずの成果をあげた。
▽温家首相はインド史上最大という経済ミションを率いてデリーへ、インドの最大貿易相手国中国の地位を堅くした。中印関係はいまや完全に政経分離に立ち、国境画定は消滅したかのように棚上げされている。
▽昨日はメドベージェフがデリーへ、シン首相と11の二国間協定に調印。昔からウランと核プラントを輸出して核保有国を手伝った間柄である。その方面の協定や、インドのソフトハイテクとロシアの軍事技術をジョイントし5世代ステルスを開発するという手強いはなしも協定にある。

●インドの日独詣で
向こうからやってくる大国首脳を迎える合間にシンは最も尊敬するドイツと日本にやってきた。できたら大国が押し付けるモノや技術より、インドは対等の相互ハイテク日独交流を望み、平和利用核プラント建設を求めたが（そりゃロシアの原発より日本の原発がよか）日本側の認識（日本は世界唯一の核爆弾被害国）から具体策のない通り一遍の対応しかできなかった。（了）

面白くない余談
欧州の寒波は主要空港ロンドン、パリ、フランクフルトを麻痺させ４日目。
だいたい雪が5センチ積もっただけで発着便の殆どがキャンセルされるとは醜態だぞ。交通手段を列車にしても満員の上、遅滞が酷い。車も渋滞どころか６０�｢の数珠つなぎで丸一日動かないなど事故続発である。ふだん雪に慣れていないではすまされない。雪や零下に対応する設備ブルドーザーや解氷・不凍液噴霧タンクシュノーケル車の数が余りにも少ない。設備投資をサボタージュした空港の責任だ。

自慢じゃないが北欧は雪も温度もロンドンパリの比ではない。にもかかわらず日常通り動いておりますぞ。道路は前で雪かき後ろで砂利を播く車が夜も昼も働いております。税金が高いわけだ。

昨日わが年金の税額が25％の通知を受ける。わたしの受給額は平均以下、資産もないのにこれだ。我家の前は私道だから自分で雪かきせにゃならぬ。実におもしろくない。文句ゆったら雪が降り出した、あぁ・・
（了）