安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ノーベル平和賞発表まじか
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〈 2010年 10月 8日 金曜日 )


昨日は歯医者の急患にしてもらって外れたブリッジの応急手当やその他多忙を極めたのでお約束のノーベル平和賞予想が書けなかった。発表は金曜日当地時間で午前11時、これがアップされる頃は発表前後となりましょう。サイト管理人・森本さんも忙しそうですから。

選考委員長のヤグランが明日の発表について、
「今年もサプライズの受賞者を約束する」
と今夜の当地TVニュースでニヤけておりました。選考委員は5人、公平に一票ずつの最終投票で決まる。

●劉暁波Liu Xiaobo
国際メディアはAP、ロイター他通信社、新聞ではIndipendent, Christian Science Monitor, Irish Timesなど、一致して劉暁波氏を今年の受賞者と予想。アイルランドの公認賭け会社は劉暁波に賭けた人に支払い準備完了との由。ヤグランの言から、反体制派活動家に授賞することは確実だが、今年の候補は反体制派候補ばかりだから、一概には言えない。

さて彼に賞が決まったら中国では非難轟々、ノルウェ−産サケの不買運動、輸入禁止がすぐ考えられる。中国から公式に賞不適当人物、反体制派の14人のリストがノーベル賞委員会に手渡されたと、NYタイムスが書いている。ところで、授賞がきまっても、服役中のご本人に当局が知らせない。奥さんが面会時に授賞を話すことは恐らく禁止事項だろう。やるせないですな。

●シマ・サマルSima Samar,
授賞がまたれる個人としては、アフガンの女性人権活動家、昨年オバマに持っていかれたが、09年の最有力だった。

●インターネット
英BBCはインターネットに授与を提案していて、若者の熱狂的な支持を得た。

●ビルマ民主の声 Democratic Voice of Burma
当地の予想投票を見るとトップは「ビルマ民主の声」。地元のオラガ自慢が多々ある結果。「ビルマ民主の声」はオスロに本部があり、ビルマ(ミャンマー)の民主化にラジオ放送を流して。

●レビヤ・カデー Rebiya Kadeer
中国新疆ウイグルのムスリム少数民族、2004年に当地ベルゲンで設立された人権のラフト賞を受けている。ラフト賞の後でノーベル平和賞を受けた人は三人ほどいる。ただ当地に住むウイグル人が中国大使館爆破計画などテロ容疑で逮捕され拘束中なのが影を落とす。

●スヴェトラナ・ガヌンシーナ Svetrlana Gannunjikina
ロシアの人権活動家、人権擁護組織「メモリアル」を創立、07年欧州議会のサハロフ賞を受けている。

●欧州連合EU
選考委員の実力者ルンネスタが私的考察してEUの歴史的平和偉業が平和賞に最も適っている、と最近発言した。ノルウェーはEUに加盟していない。2度の国民投票で否決され、いまも加盟反対が国民の多数を占めるなか、物議をかもした。(了)





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