安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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挙党組閣は短命の轍
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〈 2010年 9月 15日 水曜日 )


●うれしさも矮小なり首相選
首相選はコラム予想通りの結果になった。「Mrオザワは、首相戦に負けても黒幕でありつづけることができる」と書いた予想も外れないだろう。この悪い予想を外すためには、菅さんは挙党一致をめざしてはならない。閣僚の員数を合わせれば一つに纏まって政策を遂行できるとでもおもっているのか。組閣は首相がやりたい方向に沿った適材適所であたるべし、民間から採用も良し、必要なら自民党から閣僚に加えてもよいだろう。米大統領はクロス党人事をおこなっている。ブッシュが選んだノーマン・ミネタ、オバマが選んだゲーツといった先例がある。党内派閥にかまけていて国際視野がひらけるか、もはや経済が国内政策だけで舵取り出来る時代ではない。残念だが矮小な政争ゲームを脱する日本はまだまだ想定範囲の圏外にある。

小沢さんの受けた精神的ダメージは大きい。鳩山と菅の小さな民主党に加わって議員数を増やし与党に仕立てた小沢が、子飼の犬に手を咬まれたのだから、身内の不支持は敵の蹂躙より辛い。

●初秋、家族一泊の遠出
先のに曜日は朝からイェイロのホテルで一泊、翌日はそこから余り遠くない山にある自然動物園へ行ってきました。家内が四日ほど遊びにきていた孫夫婦がオスロに帰るのにあわせてそういう計画をたてた。イエイロは昔から夏冬のリゾート地としてこの国最大であるところから,どのホテルでも犬連れオーケーである。日曜はあいにく雨模様で、到着した午後からホテルのプールですごす。孫バカの家内はちゃんと子供用プールもあり、プレイランドや遊戯室もあるホテルを選んでいるのである。

しかし高原の秋風はさむい。気温は10度くらいでホテルはがら空きである。夕食にブフェを注文しておいたが、客は私たちと老夫婦の一組だけ、他の泊まり客はラウンジで一品注文して食べている。これではブフェは大赤字で可哀想だなと話しながら食後ラウンジで一服していたら、ぞろぞろと韓国グループがブフェに入って行った。よかったねホテルさん。

自然動物園山の標高1000mの山上広い一帯に、ノルウェーに生息する動物を20種役300匹飼っている。危険な猛獣類、狼・山猫・へら鹿(ムース)・野牛や野ブタなど、人間を怖れる野生の鹿、北欧山キツネ(銀ギツネ)などは金属網の柵に入れて人間から保護、安全な馬や牛・ヤギ、ブタなどの家畜、逃げ足早く隠れる野ウサギは放し飼いにしているか、木柵を人間があけてはいる。家内と4年ほど前に一度この自然動物園に来たことがあり、孫バカの家内がぜひ孫に見せたいというわけです。

で、翌日は一転して快晴、
孫の名はアリエル。アリエルは子やぎや子ブタを撫でたり追いかけ回したり、フィヨルドポニーに乗せてもらったりして、大喜びでした。子供は絵本でいろいろな動物を知っているが、実物を見てはじめて実際の大きさ、近付き難い容姿を知ることができる。大きな犬にしか見えない狼は区別がわからないようだ。「狼はワンと吠えない、唸るかウォウォーと哭く」と教えたが幼児にもわかる説明はないものか。ガウペ(北欧山猫)を大きな猫と呼んだが、危険なネコと察知したようだ。(了)

では親バカついでに……写真を数枚。



 ヘラ鹿の雄と雌





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