安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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撤収するコンバットの車列
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〈 2010年 8月 20日 金曜日 )


暑い、当地の暑さは彼の国の暑さと10度の差が有りといえ、ザラにあることではない。日中に庭仕事、今日は庭テーブルと椅子の塗り替えに電動サンドをかける。一汗ながした。

●陸続と夜のコンヴォイ
イラクは当地に比べればトンでもないほど暑いだろう。日中に何時間もトラックで移動はキツイ。いくらか涼しくなる夜中、19日未明砂漠の中の街灯のない国道六号線を陸続と米戦闘部隊(Combat Brigade)を乗せた軍用トラックがクエート国境内にはいってゆく。開戦からウォッチしてきたゆえに感慨ひとしおのシーンでした。おそらく衛星からコンヴォイの照明ラインが撮れただろう。

●パパブッシュが爆撃した道
思えばこの道はクエート侵攻に米軍が出動し、数珠つなぎになって退却逃亡するイラク戦車を爆撃、黒こげの残骸を並べた道だった。しかしパパブッシュはバグダッドに深追い遭えず、フセインを生かしておいた。フセインはこの体験で米を甘く見て、米は張り子のトラとさんざブッシュジュニアをからかい、その結果同盟20数カ国の侵攻を余儀なくさせたのである。WMD(大量破壊兵器)の有無が問題なのではない。

●定まらぬイラク新政府
甲斐なき繰り言だが、ラムズフェルドが国防長官を遂行していればブッシュ政権のうちに撤退可能となっていた。先回のイラク総選挙で明らかにマリキが勝ったにも拘らず、アラウイが居座ったまま連立協議がまとまらず5ヶ月が経った。イラクの安定をいうならイラク政府をまずキチンと樹立させることだ。そうでなければイラク治安軍の自立など不可能、イラクの内野に入れないオバマの限界がを示す好例である。

●ブッシュの戦争からオバマの戦争へ
開戦以来7年半、ブッシュの戦争は4千数百人の兵士を失っていちおう戦闘終結となった。いっても実質的にはここ数ヶ月米軍主導の掃討オペレーションはなく、イラク治安軍の訓練と民間ワークに5万人が居残る。加えて情報活動やパトロール飛行は従来のまま、純粋に軍属が撤収するまで、予定は来年迄に半減以上だが、連続する自爆テロの現況ではどうなるかわからない。

撤収した戦闘人員はオバマの戦争アフガニスタンに配置される。この戦争から撤退するのは次期大統領となろう。(了)





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