安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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歓迎 ブルファイト禁止
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〈 2010年 7月 30日 金曜日 )


カタローンたちの州議会が闘牛禁止を圧倒的多数で可決しました。この禁止法が実施されるのは2012年からですが、それまでに反対賛成の両派がデッドファイトをやったりしてお流れになりませんように。

闘牛は赤い布で向かってくる牛をヒラリとかわすくらいならカッコよいが、牛が疲労してきたところで槍を何本も突き刺し、血だらけになった瀕死の雄牛に刀の刃渡り1。以上の長さを柄までグサリと止めを刺す。こんなムゴイことを楽しむ神経がわからん。コワイものみたさに見物する女性の神経は理解不能だ。

わたしは動物愛護など知ったことかという側の人間だが、動物を虐待して遊ぶのは排斥する。いやがる馬をいじめて興行するロデオも嫌い、小さい時から金魚すくいが嫌いだった。ヒヨコや小鳥を子供に売るなどけしからん。子供が買ったキンギョやヒヨコ、小鳥は翌日には死んでしまう運命。負の遊びである。

数万円も出して金魚や鯉を買う人間はバカですむが、殺しにいたる児戯をさせる金魚すくいは、わたし目には犯罪である。それをいうとすぐ、じゃ牛肉豚肉鶏肉業者はどうなんだと、遊びと家畜産業の区別もできない大人がいる。

スペイン人の国技がバルセロナを中心に廃止されるわけだが、商業相撲よりもっと長い歴史を持つ闘牛を生活の糧にしている人口は大変多い。一説に5万人労働市場という。失業者が欧州一のスペインに苦しい打撃となろう。

バルセロナと政治の首都マソリードとはご存知仲が悪い。法案可決はカタロニア州の反スペイン感情、分離運動だと真剣に報道されている。しかしバルセロナにはマタドールが200人近くいて、闘牛場は日本の野球場とおなじで大きなビジネスである。闘牛関連のビジネスがバルセロナで全滅すれば困る人が大勢出る。我国で大阪場所と名古屋場所がなくなればどれだけ関連ビジネスが潰れるか想像してもらいたい。

こういう法案を国がオーバーライドできる法律はないという。アリゾナ州の移民法案をWHが横やり入れて警官が怪しいメキシカンに身分証明所をみせろとか尋問は違法と判決したが、そういうことはスペインのブルファイトに適応できない。ま、アメリカだってこれが第一ラウンドで移民法改正は紆余曲折があろう。おなじくスペインでも議論が続くだろうが、時間的な問題。闘牛闘犬闘鶏、体育会系シゴキ禁止が時代の絶対的趨勢である。(了)





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