●トルコから断交を迫られたイスラエル
ナタニエフが火曜日の今日ワシントンでオバマと会談する。また喧嘩話になるが、今回のスラエルはトルコから断交を通告されているので、トルコのエルドガンに取りなしを頼みたい弱みがある。
バイデンがイラクを電撃訪問した。何の用があるのか知らないが、この人、外交するのが大好きで次期オバマ政権では国務長官にをやりたい意向。先だって、いいいとこ見せようとイスラエルでネタニエフと会談したら滞在中に東エルサレム.ショロモ地区の入植家屋建設を発表されてしまってメンツ丸つぶれ。ネヤニエフはそういうタカ派である。前回彼が首相の時はビル・クリントンの時代で、だからあのときクリントンは事イスラエルに関しては手も足も出ないダルマさんだった。
●軟化しつつあるネタニエフ
さて、バイデンに横っ面を張ったネタニエフはそのあとWHへ呼ばれオバマと会談したが、このときオバマは共同記者会見をしなかった。一緒にいる写真も撮らせなかった。そう言う嫌悪な雰囲気だったが、今日の会談はどうだろう。この二人はこれで5度目の会談だ。ネタニエフは最近軟化している。四年間ハマスの人質になったままの若い兵士の釈放に、国民が大デモをやっているため、パレスチナ捕虜千人を条件に出した。一人と千人の交換だ。またガザ地区へのハマスからは返事がないが、ネタニエフはただいま四面楚歌である。
●謝れ、謝れがいちばんまずい外交
フロティッラ号の事件は、イスラエルの言い分「自衛の好意だった」が浸透しいまでは一件落着の感がある。事件究明の国際チームが実現出来ないまま、9人の死者をみたトルコは、シビレを切らしてイスラエルに断交を言い出した。謝れ、謝ればそれでエルドガンの顔は立つ、断交等して痛い目に会うのはトルこの方が痛いわけで本当はしたくないのだ。イスラエルは当然謝らない。ちょうど中国が靖国問題で謝れ謝れ言いよるのと同じで益なき最低のまずい外交である。謝らないでトルコに引き取ってもらう策がオバマにあるだろうか。
●ネタニエフ,5回目の会談にはじめてお土産
さて、ネタニエフは5度目のオバマ会談にあたりお土産を用意した。ガザ封鎖、といっても医療品や生活必需品は以前から通しているが、今回大幅に許可品目を増やし、セメントや鉄鋼などの建設資材が含まれる。軍事用品もしくは軍事に転換可能な電子部品以外はだいたいオーケーらしい。また西岸の新規入植凍結をさらに10ヶ月延長する旨を伝える。
こうなると、おそらく今回は両者並んでプレスミーティングをやらざるを得まい。(了)