安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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牢として動かざる首相を求む
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〈 2010年 6月 3日 木曜日 )


●あゝ 三度目の正直ならず
相変わらず多忙であります。パイプに詰め物して油の噴出を塞ぐトップキルが失敗し、ジャンクショットも効果無し。しばらくすると詰め物全部吐き出して原油が噴出する事態となって、3度目の正直に期待をかけたわたしガックリきました。それだけ噴出圧力が強いということ。

だからわたし一番最初、噴出間もない頃の最初のコラムで油井の圧力をそぐためもう一本掘るしかない。そう書いた。でいまごろそのレリーフパイプをやろうとしてそれには2ヶ月かかるという。すぐやってれば今頃終ったのに。

で、そのあいだ、第四の方法をやっている。破損部をごっそり断ち切ってつなぐという、水道管が破裂した時にやる方法を試した。巨大な回転のこで切断し出した所、ノコがスタック、つまり挟まって止まりニッチもサッチもいかなくなった。チェーンソウを使ったことのある人なら何度も経験する困った事態。引き抜くのが難しい。作業は数日おくれますな。

しかし石油のメジャーなんぞは車や薬品などの産業と違って会社の製品がうれなくなることはない。BPのガソリンスタンドは世界的になんら被害をうけておりません。すこし懲らしめたらいかがなものか。

●小沢を助けた二人辞任
YUKIO HATOYAMAが辞めるとわが町の新聞にも出ました。外国ニュースの中でもウント小さいほうの記事ですが、ホーという感じ、国営TVニュースではボツですからね。私の意見としては辞める気ならさきにオザワ解任に努力すべきでした。一緒じゃ小沢が犠牲になった感じでいちばんトクな辞め方を与えたことになる。ほんとなら石もて追われる如く去らねばならぬひとが、子分から惜しまれて一旦下がり、復活の道を貰ったのですから。

●牢として動かざる首相を求む
米軍基地の問題はいくら長引いてもいいのです。出て行けと迫ってるわけじゃなし、沖縄の人々が意見を強く言えるようになったのは進歩とおもうよ。米が持つ海外基地に問題のないところなどひとつもない。

日本ほど基地の分担金が多い国はないのであって、それは米もよくわかっている。このあとどなたが首相になろうと、自民党政権でも米軍基地移転問題が解決出来る見込みはない。米はこの問題で強くは出られないからほかの面で、注文つけてきますよ。日本の輸入規制とか米が輸入する日本製品に。中国にキツク言えない米には1年か1年も待たずにコロコロ変わる首相がいる日本と真剣につきあう意欲がでてこない。カルザイを見ろ。米はこの厄介者を降ろせず、とうとう歩み寄った。ガザの遠過ぎる沖でポカな作戦をやったイスラエルに米はなにか出来るか?オバマはネタにエフに歯が立たない。

こういうガンとして踏みとどまる政治家を持つ国は憎々しげだが結局尊敬を勝ち得る。沖縄基地問題だけが政治ではないのでやるべきことは山ほどある。

にもかかわらず、自國の首相をレイムダックにすることに熱心な国民を相手に……気力が萎えるでしょうな。(了)





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