●日中韓の外相会議
日中韓の外相が５月末に韓国済州島で北朝鮮の核問題を討議する。余談：わたし一月に長慶さんの資料調査の追加（撮った写真が悪かったり忘れた調査事項）に一週間帰省した際、兄弟の付き合いで強制的に済州島へ二泊三日しましたが、食い物はうまいし、ホテル等も一級いいところです。なにより小さな島だから警備が容易でサミットにうってつけだ。余談おわり。

●焦燥する金正日
金総書記将軍さまの余命三年、三男ジョン．ウンに後継をきめたものの情緒不安定と伝えられる。貧困漬けから抜け出られない経済失敗にイラってももう遅いので焦りは当然でしょうね。人間ですから。しかし独裁人間の常で力を誇示し続けねば落ち着かない。すなわちそろそろ核実験を世界にみせねばならぬときがきた。

●オバマ期待が空振り
選挙中のオバマは対話と直接交渉を北朝鮮政策にあげ、ブッシュの対北スタンスを非難して正日を喜ばせたが、ブッシュの制裁措置を維持継承している。しかしオバマはウソつきすぐわかって三度目の核実験を２月に命じた。軍と民の自尊と将軍サマ礼拝を喚起する国内民心統一と、６カ国協議を有利に再開出来る幻想をいだいているため。

●５−６月を予定
三度目の核実験が５−６月には実施出来るスケジュールになったとロイターが韓国放送YTN発として報じた。今回のは米の地震観測所が疑うような小さな爆発ではなく、かなりアップグレードしたものらしい。金正日は爆発させたいと切におもっているだろう。

オバマは国防省からイラン核施設の破壊＝開戦の進言を受けているが、ここで北が核実験すればオバマは何もしない、できないけれど沢山喋ります。そのレトリックと韓国の反応が興味深い（了）