●数年ぶりに寝込む
インフルエンザで死に体になっておりました。風を引かないことでちっとは知れた私めでありますが一年に一度くらいはクシュンとくる。だがインフルエンザで３日寝込むのは何年ぶりだろう、三日目の朝、気分が悪くなってトイレでへたり込みタイルの上で横になる。汗でぐっしょり。これがターニングポイントであとすっかりラクになるという毎度のプロセスをへて回復。ただし三日目は昼から起き上がったもののシャキっとせずその日家内が買ってきたスーザン・ボイルを聞いたり、目の通していない資料をよんだり、Vancouver 五輪を見たりして漫然と過ごす。ブタインフルの予防注射は受けていたのですがあれは普通のカゼやインフルエンザには効果無しという。道理ではそうだろうがちょっとぐらい効いてもよかろうに。そんな状態ですから今日のニュースから他愛のない感想を綴ります。

●ブリュッセル郊外で通勤電車が正面衝突
。ベルギーブリュッセル朝のラッシュ時に通勤電車が正面衝突した事故。夕方の発表で死者18人と発表され、大事故にしては少ない犠牲者ですんだ。スシヅメ列車で無いのが幸いしたのだろう。ベルギーは2001年にも通勤列車の正面衝突で８人死亡という事故があった。あのときもたしか信号無視だった。どうやら今回も一方の信号無視があったようで、目撃者によるとどちらかニュースに無いが一方がノーブレーキで突き進んだという。信号が赤の時に自動ブレーキが入るシステムの導入が遅れていた。ロンドン−ブリュッセル間のユーロスターはこの事故でキャンセル、復旧まで数日かかるだろう。

●PIGSとSTUPID
ギリシャ経済破綻とユーロの脆弱さに関連して、最近メディアによく登場するする頭文字の語呂合わせにPIGSとSTUPIDがある。どちらも国家経済破綻の危険な国をさす。PIGS PIGSとはポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン。STUPIDは上記の国にトルコとドバイを加えたもの、ポール・クルーグマンはユーロ導入は時期尚早だったとし、ギリシャを入れたのが間違いという意見も有る。アイスランドが立ち直ったのは汚職のない政治の故と私は思っている。その見地からギリシャ経済政策の失敗は汚職が作った結果であるからベイルアウトしてあげることになるだろう。オバマならそうする。だが支援国の第一であるメラケルは世界金融クランチにも自国企業の不良債権をベイルアウトをせず、今年度は緊縮財政を組んだ。ドイツ国民は私企業破産に公金を使うことに厳しく、なんでギリシャにとなろう。それにしてもエライ。これによってEU首脳は支援に口を濁し、ギリシャ首相のパパンデドレウはモスクワに飛んで支援を頼んだようだが断られ、ロシアは自力更生のプランによってはローンしてもよいという、EU各国の方針に同調した。パパンデドレウはこの最悪の状態で支持率５５%を得ている。ま、破産の事態を生んだのは前任者のせいで現首相に責任はないといえ、このリーズナブルな支持率はパパンドレウの再建策に期待感があるからだろう。汚職管理の追放はよいとして、公務員給与の削減や、年金・失業保険等社会保障費の削減はイタミを伴う改革だけに遂行できるか危ぶむ声が多い。

●宝くじユーロミリオンで６０億年
ユーロミリオンという宝くじに当たったイギリスのご夫婦、５６ミリオンポンドといことは約６０億円ではないか、住宅のメインテナンスを自営意しているMr Pageは当たった瞬間足が震えて声が出なかったという。宝くじの事務所にウソかマコトか電話するにも手が震えて受話器が持てず、奥さんが代わりに電話で地合わせ、マコト確かと効いてますます震えガ止まらなくなった。この主人まず最後の支払いがのこっているハコ車をレンジローヴァー・スポーツかBMW X5を考慮中。奥さんのMs Laycockさんはその日のうちに勤めの不動産代理店に「お仕事にはもどりませんので」と告げ、記者会見で６０億円の使い道に夢を膨らませていらっしゃる。プール付き大邸宅、３人の子供と世界旅行を考えているとか、楽しいですね。どうぞご自由に、チャリティーに、アフリカ支援に，ハイチ支援になどとは申しません。ミツにたかる寄付金勧誘のエジキにならぬようご自愛下さい。
なんといってもアメリカの宝くじが巨額だが，ヨーロッパ九カ国で売り出される宝くじは６０億円が平均くらい、昨年スペインで個人が射止めたユーロミリオンは１２０億円でした。多くは会社の同僚や仲間、家族が手分けしてクジを買い、一人が当たれば山分けするやり方が多く、イギリスはこのやり方で当たる率がたかいのだが今回は個人でした。宝くじの性質上、基本的には個人が望ましいとおもう。（了）

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Pnorama Box制作委員会

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