安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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オバマ年頭教書を前に
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〈 2010年 1月 27日 水曜日 )


●万丈窟
日本から戻りました。10日間でしたが、まる三日を兄妹たち家族と6人で済州島観光に出かけていたので調べものにまわす日が少なくやたらと忙しい滞在でした。まったく予備知識無くついていっただけ、このあたりが火山でできた島とは知らなかった。この小さい火山が造った島に三つの世界遺産がある。どれも火山爆発がらみの景勝だが、見応えがあったのは仕事がらみもあって写真の「万丈窟」。この溶岩窟Lava Tubeは桁違いに長い。観光で歩いたのは石柱という,天井部の穴から新しい溶岩が流れ込み途中で固化して柱になった溶岩柱までの1キロ、公開されているのは広くて歩きやすいここまでである。全長一万三千キロに及ぶとあっては自然現象として世界遺産になるのはあたりまえ。


ホテルが良いのと三度の食事がウマイ。わたし団体旅行にはじめて参加したわけですが、免税店に立ち寄る事毎日三回、売らんかなの攻めにウンザリした。

●オバマ年頭教書を待つ
さてオバマのState of the Union 演説が明日に迫った。支持率は就任直後から15%落ち、 53%が不支持にまわった。当初の公約を守ったとする支持者は41%。金融界への締め付け法案は成立すれば反対意見が出るものですね。これに不服だったガイトナーが公聴会で炙られるとしたら皮肉なめぐりあわせ、ブラックジョークである。

雇用が進まない、持ち家の販売が相変わらず伸びない。マサチューセットの上院選で共和党に負けた事も響く。オバマはどんな演説をするか、経済は大丈夫、といいつつ財政赤字圧縮に安全保障や社会保障費を除く裁量的歳出を向こう3年間凍結することを表明する。この一年かつてない気前よく財政出動したツケ。幸い金融界への支援金は戻ってきたが、今年は大判振る舞いが不可能になった。奨学金の返金を切り下げる、中流家庭の逼迫になにか小ワザで安心させるぐらいだろう。雇用増大は絶望的だがどんなアイデアを打ち出すか、楽しみです。昨年の新エネルギー源開発で雇用増大は絵に描いたモチでしたが。(了)





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