安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ウッズ落ちてオバマ翔く
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〈 2009年 12月 12日 土曜日 )


●タイガー・ウッズ、ピンチ
"After much soul-searching, I have decided to take an indefinite break from professional golf. I need to focus my attention on being a better husband, father and person".
心の遍歴、熟慮の末プロゴルフから無期限で欠場することに決めました。よき夫よき父親になるために専念しなければとおもいます。

てなことをネットの公式サイトで発表したという。家族とヨリを戻して癒しのときが欲しいと、ゴルフの天才も浮き名で名声を棒にふりましたか。惜しいけれど、自業自得ですね。遊びの方も一流だったようで、ままでスキャンダルにならなかったのが不思議なくらい。ヒトつ醜聞が出回ると、洗いざらい暴露されるのがスターの世界。T.ウッズの場合は自動車事故がキッカケになった。

●いい子になって帰っていらっしゃい?
この手のお遊びはストレスの多い人気商売に多い。もう何年も恒常的に多くの愛人を持っていた男が、声明のようにしおらしく家族想いを言葉にしても、遊びが止められるだろうか。そのうちイラついて家族をどなりちらすのではないかな。落ちた偶像はスポンサーを失っても賞金稼ぎのプロツアー出場に何の支障もないのだから、開き直ってプレーを続けてほしいですな。ゴルフに強い男であればいいではないか。

●オバマフィーバーの残り火が燃えたオスロ
さて、オバマのオスロ訪問はノルウェーの歴史に残る大成功におわりました。スピーチは有効、オバマ旋風の到来である。授賞発表のあと、批判が渦まく待ちの日々が少なくなるとともに期待感がふくらみ、授賞スピーチで最高潮に達した。メディアはそのように展開し、恒例の受賞者夫妻が宿舎ホテルのベランダから市民に手を振ってこたえる時間がちかづくと広場、ここは国会議事堂前になるわけですが一般市民が続々つめかけ、各人がトーチを手に行進する数千人の届け出団体が入れる隙間がないほどになった。

届け出団体は数百メートル先の別の広場に集結し、警察官の指示に従ってまずプロオバマのグループから進んだ。なんとか彼等は警察の先導で好い場所に入れたのだが、環境団体、パレスチナ千団体やスーチー支持組織、反戦団体等の抗議グループはそのあとで後進を開始したものの議事堂の後ろから前に進めず、オバマが彼等のデモの旗やプラカードを目にする事はなかった。総計一万人以上が集まったという。新記録である。衝突なし、一部は米大使館に向けて行ったらしいが騒ぎはまったくなかった。

●恣意が通る選考の仕組み
オバマ夫妻はご満悦で、翌朝オスロ市警本部長を呼んで労をねぎらい、上機嫌で帰って行かれました。ン、コペンへ直接行くんじゃなかったの? ノーベル賞委員会は選択が大受けしたことで自信を深めた。今年から選考委員長になった元首相ヤグランは欧州評議会の議長に当選したばかりだが、オバマニアのこのヤグランが政治的な先行投資としてオバマを推選し、 実力者のルンネスタが同調し、最後までしぶとく推して3対2で決めたという。委員会は5人だけによる秘密会議なので委員長がゴリおしできる仕組みなのだ。選考は委員たちの特に委員長の思惑で決まる非常に恣意的なプロセスだ。(了)





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