●鳩山内閣よ、男らしく進め
鳩山新閣僚に女性がたった二人？　代わり映えせんワイ、でもちょっと羨ましいなとおもいましたな。当地の連立与党３党の党首二人が女性で、野党の２大政党、これは議席数で第２第３なのですが女性です。だもんで党首討論やら政治番組に最も顔をだすのが４人の女性と首相の男がひとり。こんなのがまだ何年も続くのですからもうお腹いっぱいという感じ。

わたしも昔帰りしてきたのか、男の政治がこいしくなりました。鳩山さんは男になれるか、小沢さんを気にするようじゃぁね。併しまあ何度も言うようですがが、総じて米とも中国とも新民主党政権は対等のパートナーに近づくとおもう。イラクを往復するよその軍艦に、油をただであげるのが無期限でいいはずはない。どうせムダ金ならイラク政府と顔つなぎ出来るような支援に散財した方がよろしい。

●選挙違反でカルザイを逮捕せよ！
カルザイがとうとう56％を得票した。過ぎたるは及ばざるごとし、アフガンにもそんなことわざがきっとある。カルザイはもう認知されません。全村民がボイコットした村で村の頭数以上のカルザイ票が出たり、150万票が不正といわれている。米はできたら再選挙にしたいとおもうが、このカルザイは傀儡なのに自身にその意識がなくて内政干渉だと、俺を追い出せるならやってみなという態度。まさにマフィアである。

●ゲーツ運の尽き
わたしはゲーツがデキル国防長官とは思っていない。イラクでアルカイダ系を一掃出来たのはスンニが米軍と協調に転じて追い出したからで、時がたまたまゲーツに幸いしたにすぎない。だからアルカイダを追い出したらまたスンニとシーアのテロ合戦になったではないか。米軍の被害が減少したのはゲーツの功績ではない。

アフガンには、同盟軍をいくら投入してもタリバンに勝てっこない。オバマは8000人増兵するか迷っているが８万人でもおなじこと、ダメ。タリバンはユウレイみたいな民で形勢がわるくなれば住民に帰り、敵である国軍に入って休息する連中ですから。たとえカルザイがゴリ押しで再選と決まっても、左様なマフィアと腐敗の政府の為になんで欧州の息子たちを死地におくれましょうか。最近の世論調査ではドイツ2／3が派兵反対、イギリスは80％台がノー。

●喜ばれたロケットショウ中止
オバマがチェコにレーダーとポーランドにミサイル基地を作るブッシュのMD案を、公約通り見直し中止を昨日演説した。フームやりましたね。いいヒットである。チェコとポーランドはがっかり、裏切られたとおもうのはロシアが怖いからなのですが、取り越し苦労だとおもう。ただ前任大統領との約束をすっかり反故にするのだからなんらかの弁済措置−ノンミリタリー支援が要るだろう。

これでプーチンの怒りがおさまりロシアは黒海沿岸に対抗設備をつくらなくてすむ。両国いま金欠ですからね、それにロケットショウ（MD計画をNATOはそう呼ぶ）は欧州と相談せずにポーランドの歓迎でブッシュが打ち出したので、英独仏北欧そろって反対だった。どうせ欧州各国がお金を毟り取られるシステムで、それがなくなったいま「助かった」、オバマありがとうという気持ち。ま、実際は米に余裕がなくなったからで、金の切れ目が戦争の切れ目と、そう言う諺があったかな？　それとイランの脅威が減少したというのはみっともない方便で、ホントならとっくにイラン核施設空爆をイスラエルに許可していたでしょう。

●スカタンにつける薬はない
カーターが「オバマ批判が起こっているのは人種偏見による」、くだらん。カーターをむかしのコラムでスカタンと形容していた。いま真実この人はスカタンと再認識あらた。オバマ発足時は80％近い支持率がありましたよ。そのときオバマは黒人でした。支持が墜ちたのは政策の問題だ。カーターは自分の政策を見直したことがないからそう思うのだろう。黒人失業者の増加を見てモノを言いなさい。支持低下は大きく無言の黒人層による。オバマが黒人教授をしょっぴいた白人警官をacted stupidly とコメントしたことがあった。わたし全然気にしませんが、あのときカーターさんなんぞ言いましたっけ。
（了）

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Pnorama Box制作委員会

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