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We came here to shape it!
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〈 2009年 9月 12日 土曜日 )
●オバマ、現行制度の批判から
毎日書く余裕がなく2日おくれになりましたが、オバマのヘルスケア議会演説をTVで見ておりました感想です。意外と聴かせる。オバマはいシンの強さを見せました。でも民主党席の立ち拍手が多すぎて、改革案に留保付きのめざわりだ。 医療保険がカバーで来ていない人300万人。ウ、もっといるんじゃないの。毎日、カバーを失う人が1万4000人、そんなにいるのか。失業した人、会社をうつるたびに加入保険を更新するが、そのとき支払いアップになったり問題になるケースが多いらしい。会社が未払いだったのが発覚したり、日本の中小企業も怪しいが、アメリカの中小企業は社員福祉に貢献しようという企業主は稀だろう。もっと悪いのはオバマが言ったように、やれ病気になった時に、保険会社からあなたの掛け金では完全カバーできない、結局借金するハメになるケースが多いそうだ。 そういう無保険者哀話の実例をあげて「こんなハートブレーキングなことがこのアメリカであってはならない」と。起立拍手。わが国で救急患者やお産の妊婦をタライマワシになって死亡、ということもあったが、それを首相が国会で大見得を切ったら失笑を買うのじゃないか。どちらが言いとも言えないが。 オバマは国が一括一本で保険料を扱いカバーする自説のカナダシステムを降ろしていないが、現行のプライベート保険続行の2本立てで、彼等加入者は今より損する事は絶対ない。苦しい中小企業は社員の保険料を免除するが、利益のある大企業はからはそれなりの貢献をさせる(企業持ち分を増やす)。 ●難癖、誤解という側の難癖 ペイリンの名は出しませんでしたが、有名な政治家までが老人を殺す官僚パネルと、あんなシニカルでお笑いはない、真っ赤なウソだ。ウソと言いましたな。ま、ここは共和党席も笑ってすませたが、改革は不法移民をカバーすると言い張るようだが、私の提案は不法移民を含んでいない。 と共和党席から一斉にブーイングがワーンと響いた。「そりゃウソだ」とか「ホントじゃネーゾ」とかのヤジがあったらしいがわたしはハッキリ聞こえなかった。民主党側は立ち拍手だが、このときオバマの後ろ議長席のペロシが、あれなんていったのかしらといった風情でバイドンに話しかけ、バイドンは憮然と首を振っておりました。一番慌てなかったのがオバマか。 でもわたしもウソだと思うよ、おなかの赤ちゃんを公認理由にないのもみな公的保険を使うというのもノーの説明が不十分だった。ここにきて譲歩したのなら譲歩すると言えばよいのを君たちの誤解みたいな言い方するからいけない。言い争いはやめよう、いまは行動のときなんて、合意というのはオバマの意見に合わせることですから勝手な言い草ではないか。 ●ミニヒーロー イラクでブッシュに屈を投げた男がヒーローになりました。米でははじめてオバマが何者かを示した、という反響があった。 しかし起立拍手が年頭教書より数は多かったとおもうぐらい。わたしは民主党のヤラセキャンペーンと見た。オバマは「メディケアに一銭も1 dime、赤字を現在にあるいは将来にツケしない、一銭たりも」! 似たような事を年金支給の件でが日本の首相と厚生大臣がいいましたっけ。 それから私がギクっとしたのは、最後のせりふわれわれはここで計画の先延ばしをしているのではない「政策を造りあげる為にいるんだ」We came here to shape it.といいましたな。さきに私見として来年になっても言いからムリせずゆっくりやれば良いと書いた手前「のばせない」と一喝されTVのまえで縮み上がりました。 ●公と私における 患者と医師の関係 係アメリカ現在のシステムでやって行ける人は多いに反対するのは、患者はお客さんで、病院と医者は顧客に責任持つた治療をおこなう。でないと逃げられますから退院するまで同じ医者が面倒をみてくれるし、良い治療を受けられる。医師が切磋琢磨するので費用は患者も国も嵩むが世界最高の水準である。病院も医師も片足公共の立場になると、患者は病人お客さんではない。当地で一週間入院すると医師がくるくる3人はかわります。引き継ぎはしてるが真剣に診てくれている印象はゼロ、施設はいいが人間的いたわりがないわな。 演説翌日オバマの改革支持が50数%から14%一挙にあがったが、あれは典型的なアメリカン反応で、すぐもとに戻ります。 ボーとしていたわけではありませんが9,11 今年のNYは雨で人出がすくなかった。あれから8年、やや風化した。しかしこれが要因となったアフガニスタンは悪化する一方のパラドクス。(了)
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