安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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政権移行へ
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〈 2009年 8月 31日 月曜日 )


●公明太田代表落選
民主党圧勝、僅差で勝つより政権安定に繋がりますから変化するなら圧勝がよい。自民党がぶっ壊れたのは小泉さんに一因あり、進次郎クンが当選したので嬉しさと無念が錯綜する心境か。この選挙は自民の大物が討ち死にしても小生にはサプライズなしだが、ウーンと考えさせられたのは太田公明党代表が青木愛に負けたこと、この構図は創価学会vs小沢一郎と見立てることができる。すると全力をあげた創価学会の力が及ばない学会員や市民層が勃興しているんだな。小沢さんは支持しないが、これは学会票という政教分離が崩れた快挙とおもう。

●小泉チルドレンから小沢チルドレンへ
小泉チルドレンにかわって小沢チルドレンがざっと100人−200人と誕生した。鳩山さんは、Mrオバマより大勝して首相になるけれど鳩山フィーバーはない。小沢さんは代表を止めるまで、実にこまめに地方選挙区まわりをしていたので、それが今回の実績に繋がったなんてことは真っ赤なウソだが、初当選の諸君も党幹部も小沢のおかげと信じているらしい。

西松疑惑は不発に終ったのであり、民主圧勝で小沢氏の権力カムバックはありうるシナリオになった。これは予想外というか、迂闊でありました。要は鳩山由起夫の能力如何にかかっているのだが、及第点くらいじゃ小沢さんに捲かれるだろう。どんな組閣になるか、省庁幹部官僚のどぎまぎも楽しみだ。

●テッド・ケネディに代替フィーバー
太平洋の向こうではテッド・ケネディの葬儀が行われ、オバマが弔辞を述べていた。歴代大統領が出席してるので互いに短い会話くらいするが、オバマはいかにも親しげにブッシュの背に手をかけた。それがイカンというのだ。まったく礼儀のない男、クリントンは知らんぷりしておった。ワシントンでは議事堂からアーリントン墓地への途上両側はかなり人が並んでいた。

オバマフィーバーが終ったらケネディフィーバー、死人にフィーバーは安心して出来るってことでしょうか、生前のテッドは上院当選がギリギリ、ボストンでの人気などなかった。どんなに頑張っても予備選で落ちて大統領になれなかったテッドが、なぜいまになって最も大統領になるべき人物だったともちあげるのか。

●チャパキディック事件
ま、葬儀もおわったので控えていたテッド私感をひとこと言わせてもらいます。チャパキディックという島でおきた事件以来、わたしはテッドを信用できない。テッドが運転していた車が橋でハンドルを切り損ねて海に転落、自身は這い上がったが同乗の女性秘書メアリー・コペクニが死亡した。車内の空気ポケットで2時間くらい生きていたこと、死因は酸欠による窒息死で溺死ではないと解剖結果が出た。この事件をテッドは警察に報告せず、翌朝土地の漁師が沈んでいる車を発見、近くのコテージに知らせた。テッドたちは前日ここでパーティーをしていたのである。そこから警察に連絡し、万事休すになってからテッドは警察に出頭。法廷は執行猶予にしたが、この事件は疑惑に溢れている。他人はわすれても小生は絶対忘れてやらないから。(了)





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