安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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モナ リサ受難
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〈 2009年 8月 13日 木曜日 )


●永遠の微笑にマグカップを投げた女性
ロシア人女性がモナ・リサの絵に陶器のマグカップを投げつけた。フランスの新聞ル・パリジャンがこのニュースを11に日報道して各国メディアが後続した。実は2日起こった事件。ルーブル側が隠していたのかな。要点を得ず。

ルーブル美術館といえばモナ・リサ、フランスではジョ・コンダ。いくら人だかりしていれもこれを見ないでルーブルを出るわけに行きません。500年前、ダヴィンチが描いた名品は数々の受難にあってきたのでいまは額の全面を防弾ガラスケースで防御してある。だもんで、件の女性が投げつけた陶器のマグ、空っぽのマグですが、なにしろ防弾ですから被害はなかった。

●防御ガラスケースは日本製
因にこの3枚重ねのラミネートガラス製の箱は、1974年に日本で公開されたとき、日本主催者が特注した防御ケースであります。ガラスケース内は湿度と温度が一定に自動調節する装置が一緒になっているハイテクなのです。

美術館に入る時は、鞄やリュックは預けなければ成らないが、女性のハンドバッグは持ち込み可能なんですな。件の女性はモナ・リサに嫉妬したのか、美術館広報課のスポークスマンによると、件の女性は人目を引きたい為にやったようだという。精神科医の診断はステンダール症候群という、芸術作品に非合理的な衝動行動に走る異常性向があるらしい。

●昔の泥棒
ずっと昔、1911年のむかし、休館中のルーブルからこの絵が盗まれ、2年後にモナリサ泥棒がミラノの画廊に売って、画商の店に展示したったのでバレタという。盗まれた翌日、警備員はなにかの用で学芸員が壁から取り外したのだろうと、終日盗まれた事にきがつかなかったおいうのどかなはなしがある。で、ルーブルに戻った。泥棒はイタリア人で本来ダヴィンチの名画はイタリアにあるべきと、そういっちゃなんだが一理ありますな。 元フランス国王が買い上げてルーブルに置いた。後、ナポレンが自分のベッドに飾っていたけれどナポレオンが島流しになったあと、再びルーブルに戻り現在に至ったという。

●アイドルに塩酸をかける
モナ・リサの受難の歴史を振り返ると1956年、塩酸をぶっかけられてかなり損傷した。同じ頃、東京の劇場で、たしかお正月公演でしたか『美空ひばりショー』の舞台で観客の女性がヒバリさんの顔めがけて塩酸を投げかけたことがありました。ギャっと悲鳴をあげた歌手は顔が火傷でただれたのでした。ま、ちゃんとモナリサと同じく治療でき、元の姿になりました。

モナ・リサはそのあともボリヴィア人に石を投げられてキズがついた。ところでモナ・リサの顔には眉がない。眉をつけるとモナ・リサでなくなるから不思議ですね。それに加えて指輪もなければネックレスもない、装飾品が一切ない女性、勿論化粧もしていない。(了)



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