-------- ----------------------------------
北朝鮮の挑戦
------------------------------------------
〈 2009年 5月 27日 水曜日 )
●核実験ハターイ!
北朝鮮がやった核実験は許せない。その数時間後に短距離ミサイルを2発撃ったことも連携しているだけに許せない。わたしは4月の衛星実験を信じてやれ、きっと3段目には電波発信装置だけつけているのだから、失敗して太平洋に落ちても許してやれ.日本の宇宙開発ロケットは何度もそう言う失敗を重ねて辿り着いたのだから、と北を庇ってあげた。 ●バカの壁、金正日とオバマ しかし今回の核実験は軍事誇示いがいにない。北のバカの壁のむこうへ断固、制裁措置が必要だ。だがオバマはロシアと中国から軽く見られているので、国連決議にどの程度の制裁強化が盛り込まれるか疑問だ。米が単独行動を起こすことはオバマイズムに反し、レトリック=言葉だけで国際政治は動かない。オバマの馬鹿の壁である。イスラエル、パキスタン、アフガニスタン、イラク、イラン、スリランカ、ミャンマー、すべてオバマの話し合い路線はバカの壁に遮られ進展なし。壁はオバマ側にある。 ●不能、米の国連外交 北の核実験の兆候に着いては先週からしばしばオバマはブリーフィングを受け、核実験1時間前にいよいよ始まるとベッドで報告を受けていながら、簡単な対応声明を出したのは、麻生第一声の後。WH午後に記者の前で行った声明は短くありきたりの国際法違反非難と強い対抗措置というだけで、これじゃ北の思うつぼみたいな反応です。記者の質問を受け付けず、話し終わるやプイ去った。米国連大使のスーザン・ライスは就任時から最低と書いているようにこの人は無能である。オバマのおうむ返しご意見が上手でそれだけしかできない。4月の「長距離ミサイル実験」への制裁措置が中露の抗議でなよなよ崩れ、内容ゼロの声明におわったことで明らかです。日本の国連外交はこの頼りにならないスーザンを相手にしなきゃならん、災難だ。 ●非現実的だが 核爆発の規模がどれくらいか、地下実験の場合は地震波からでは正確なところ判らない。前回2006年の第一回核実験を線香花火とすると、今回はよくいって手持ち花火か。でもこのまま続ければそのうちに広島長崎級の打ち上げ花火ができる。だから断固阻止するに限る。どうするか、核施設爆破警告だ。非現実的だが世論として盛り上げてほしいね。 ●虎穴に入らずんば虎児を得ず 核があるぞ、ミサイルもあるぞという北の脅しが、今回はいままで頑として撥ねつけていたPSI(Proliferation Security Initiative)核拡散防止構想に「参加する」ためだという。だから文句を言う国は北のPSI参加を妨害する行為だと日韓を非難した。毎度とはいえ理屈っぽい。核保有国として有利に交渉に臨み、支援を分捕るつもりだが、時代はチェンジしたのをしらないか。柳の下にヒルはいない」彼はイラクへ行ったよ。北は崖っぷち戦略から捨て身の作戦「虎穴に入らずんば虎児を得ず」に突き進んだ。あとはもう自殺作戦よりほかなし。 ●非科学的だが ところで気候変動で北半球の風が東廻りにならないものか。そうすれば中国の黄砂も北の核放射能も日本に来なくなり、ロシア、中国へ運ばれるので中露は率先して制裁に走るだろう。地球の自転方向は変わらないので非科学的、ありえないが中国人よロシア人よ、想像してほしいね。(了) おまけ:町へ散髪に行った帰り、時間がいいのでマリア教会のオルガンコンサートへ、イギリス人でホーと感心するウマサでした。フェスティバルのシーズンでこのところ三日にあけず家内とコンサーと通い、もっぱら旧い宗教曲めあてです。グリーグホールで客の入りが悪いコンサートのときはずっと30列後ろの安いチケットを買っておくと、開演時間前に案内人が「空いてる前の席へどうぞ」と廻ってくるならわし。皆知ってるのでぞろぞろ大移動がはじまるのであります。 写真はマリア教前に満開のライロックとキングサリ。
|