-------- ----------------------------------
日本人の白マスク
------------------------------------------
〈 2009年 5月 21日 木曜日 )
●駅から出てくる白マスクの群れ
日本の映像がTVで流れると新型インフルの件、珍しいことでもないのに取り上げるのはマスクのせいです。駅から出てくる群衆がみな白いマスクをしているのが珍しく、バタバタ死者が出ていそうな感じがする。視聴者なんてアナウンス聞かずに映像の第一印象で「ああ、東京はあぶない」なんて想いが一人歩きする。そんなことないのにね。 なかには口だけマスクで覆って大丈夫とおもっているのか鼻の穴が見えていいる。あれじゃ役にたたないのだが、ま、マスク必ずしも役に立つとは限らないですから。マスクの密度によるし、本来は空気伝染のウイルス持ち患者が外出時に他人にうつさないようマスクをはめるのです。そうすれば元気な者はしなくてよい。 ●過保護とガンバリ わたしは電気ノコを使うときにマスクとゴーグルをつけるが、1時間マスクをつけていると息苦しくて、返って不衛生な感じがする。一日中、学校や会社で付けっぱなしにできる人は相当ドン感じゃなかろうか。当地のTVで誤解されるからではないが、オーバーです。過保護な日本人。これを悪いとはいわないが、校内で感染者を出した校長がなぜ陳謝しなきゃならんのだ。これは不可抗力ですよ。世間が責任追求の気分に仕向ける化け物がいる。 過保護の日本人は一方で少々シンドかってもコンコン咳をしながら会社を休まない。他人迷惑甚だしいのだが、ガンバリは美徳とされてきた。風邪を移し移されてもいいのか、本人も同僚もマスクをしないできたのに、新型だ!死ぬ場合もありえると報道されると一斉にこぞってマスクをする。 ●日々の心得 毎年、インフルエンザおよびその合併症で死亡する人の数を以前コラムに書いたが、ふつうのかぜに注意して頻りに手洗いうがいをすることです。マスクはするなら電車内と映画館など混雑場所だけでよろしい。それより良く寝ること。(了)
|