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春ちかく、雑談
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〈 2009年 4月 26日 日曜日 )
●当地、桜満開
先日、町に出ておどろいた。ふだんは通らない住宅地区を家内の車に同乗していったらいたる所に桜があり、みな満開にちかい。20年くらい前から家の庭に桜を植えるひとがおおくなった。そのせいか。昔は果樹が多かったがプロの手入れができる世代が動けなくなり、美味しい実ができない。ジャムにするのも面倒、使い道がない果樹に変えて花の木に植え替えた。花に見る世の移ろい。 ●サベリ記者がハンガーストライキ イランでスパイ罪に問われて8年の禁固刑を受けたロクサナ・サベリさんが21日火曜日からハンガー・ストライキに入ったと、テヘランに来ている父親が明らかにした。サベリさん母親似で日本人に見えるが、アメリカとイランの二重国籍をもつ。 彼女はBBCとNPRにレポートを送っていたが一月、イランにもタバコ/アルコールの店があると、その店の中から映像を送った直後にアルコールを 買った罪で逮捕拘置され、8日前にたった一回の裁判で米機関に機密情報を流したスパイ罪で8年の判決。たった一回の法廷で審議もロクにせず8年とはね。 それでいてせんだっても書きましたが国連人権会議のトップ演説がイラン大統領ですから何おか況やであります。こういうときにこそ公然と介入すべき国連がこのザマだ。 アフマディネジャドと法務長官が「早急で公正な控訴審」を革命裁判所に申し入れた事になっているが「公正な」がクセモノ。判決がひどかっても公正としてイラン政府は責任を回避できる。また父親がシリン。エバディに弁護団に加わるよう要請、承諾されたということだが、このノーベル平和賞受賞者のカメレオンぶりは受賞時のコラムに書いた。役に立たないがネームバリューだけの取り柄はあるだろう。 オバマ政府は、サベリさんと、北朝鮮に二人拘束されている米国籍記者、奇しくも日系、韓国系、中国系の女性3人を救出するため、水面下の交渉に懸命なのでしょう。しかしあきらかにスパイではない民間記者の拘束にオバマは強く釈放を迫る言動を控えている。3人ともいわば下請けメディアの記者でアジア系ということが消極的な米社会の対応なのだろうか。その傾向があるなら米も人権無視、同罪である。 ● Swine Fluブタ・インフルエンザ猛威 メキシコシティーを中心に死者は60人を超えそのうち100人になるだろう。すでに学校が封鎖され、博物館、映画館は週末封鎖、スポーツ競技、コンサートにキャンセル命令が出て、ビジネス商店街の封鎖が議論されている。メキシコ全域では発病者2000人強といわれる。みなさん、日に何度も手を石けんで洗い、うがいをしましょう。 ● ズマの悩み 南アフリカ選挙はジェイコブ・ズマのANCが分裂にも関わらず圧勝は出来たが議席数を減らし、3分の2を確保できなかった。よって憲法改正を独裁できません。現在、養育している妻は4人に減ったそうで、子供は14人でしたか。正妻は一番古いのと一番新しい二人という。ズマ大統領は就任まえにファーストレディーを一人選ばなくちゃなりません。長らく連れ添った夫人は滅多にり人前に出ない人、もっぱら故郷で子供を育ててきました。新しい方は選挙中しばしばズマと一緒に見られた。さてズマはどちらを大統領夫人に国際舞台に登場するか、目下の南ア政局の話題をさらっております。(了)
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