安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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米、銀行不良債権買取り計画
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〈 2009年 3月 24日 火曜日 )


●Win win win policy ?
米オバマ経済チームが銀行不良資産買取り計画の詳細を発表。ダウはロケットの打あげのように500ポイント急上昇、銀行株がのきなみ大幅に急伸、日本の銀行株は二桁%あがりました。住宅ローンに発する銀行の不良資産をなくすことは日本の例で明らかなように景気回復の基本でありますから、いまやっと実行されることがわかった。市場がプラスに反応するのは当然でおどろかない。「これはおそらく最初のウイン・ウイン・ウイン政策」とあるヘッジファンドの部長が言ったのに些か驚いたが。

ガイトナーは大勢の前で先行のTARPを発表したときは具体性に欠け市場は急落、以後オバマに庇ってもらって小さくなっていたが、これで名誉挽回、息を吹き返したのでした。今回は大勢の前で行わず月曜の朝、財務省でカメラを入れずに発表した。気が弱いのかな。

●不良債権を買う民間人?
新鮮なうちにひとこと感想を言わなくちゃ ……なのですが正直、なにがなんだかシロウトには要領を得ない。個人投資家、年金積み立てファンド、保険会社からヘッジファンドまで民間投資を総動員して一兆ドルの不良資産を買い取りを目指すと言われても、民間が不良債権を買いに走るだろうか。わざわざ融資をうけて不良債権を買うだろうか。バフェットは今日を見込んでGサックスに巨額投資したのかしら。機関投資筋の動きはかなりありそうだ。

先の金融安定化資金7000億ドルのなかから1000億ドル、だから国民から「多額の税金を金融機関の救済に」との批判をかわしやすく、それはよい。しかし90パーセントの残りを民間にオンブして買取り奨励、お安く融資するから買ったげてくださいとFedと財務省がコムディネートして薦めても二の足踏みますよね。リスクを避けるいろいろな方法を考慮するとは政府筋の金融工学応用ではないか。ま。政府が投資を保証したらマトモじゃないわな。

●ウォールストリートとメインストリート
さて、めでたく銀行がある程度不良債権を処理でき、余裕ができて貸し付け可能になってもです、失業率はさがらず、モノは売れず、倒産まじかの企業にどうして銀行が貸すものですか、クレジットクランチ(貸し渋り)の解消にさして効果はないとおもう。09年世界の成長率平均はIMFがミ8%WBが-9%と算出。メインストリートの回復がいつくるのかはだれにもわからない。わたしは余生を慎ましく生きる覚悟でおります。あれ、そんなこと昨年言いましたっけ。探すと10月18日に>経済はもはや危機なんて騒いでる場合じゃない、底が抜けた。きょうはわたし、余生を貧窮に生きるハラを決めましたな。<と書いておりました。

今日、火曜日は下院での公聴会にガイトナーとバーナンキが証言する。攻守処を変えるか、バーナンキは場慣れしてきました。

不良資産の公金買い上げにぶろぐではこんな」意見が。笑えます。
●We are now a communist country. 共産国になっちまった。

●1 trillion = $75,000 for every family.
Why give the 1 trillion to the banks, so we can borrow from them.
If each family got $75,000 we would not need to borrow.
Instead they gave it to the bank crooks---who will give each other bonuses.
一兆ドルとは米一家庭につき75,000ドル。
銀行から借りられるために、どうして銀行に一兆ドルあげなきゃいかんのか。各家庭が75,000ドル貰ったら借りずにすむでしょ。
なのに政府はズル賢い銀行に渡す……連中は互いにボーナスにくれてやる。(了)



Pnorama Box制作委員会

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