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麻生支持11%とオバマの招待
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〈 2009年 2月 23日 月曜日 )
●WHへ外国首脳の一番乗り
麻生内閣支持率11%。地球のウラ側ヴネズェラでは、チャベスが憲法改正して大統領再選の制限を取っ払うのに成功、昨年は国民投票で負けたから1年根回して悠々勝ち増した。3選確実だから1期6年x=18年、2019年まで居座る。こういう大のワルがのさばり、無害の日本宰相がここまで下がるとは、 フム、11%のうちのひとりとして肩身が狭い。 そんな麻生首相をオバマは外国首脳の一番目に招待した。カナダへは日帰りでハーパー首相と会談したがWHへの招待は麻生さんがトップである。英ブラウン首相の3月3日よりも早い。とてつもない厚遇には違いない。日本を大変重視ってこともあるが、いま一番御しやすい相手であり、辞任か解散に追い込まれないうちにという腹づもりからでしょう。有頂天になる土台はありません。 ●その手に乗るな さて、支持されない麻生さんはキマリわるいでしょうが、気にせず堂々と渡り合ってください。あちらはキルギスの基地を追放されるわ、パキスタンが部族地域のタリバンと休戦協定を結んでアルカイダの聖域が保護されるしまつ、アフガン増兵で欧州の支援がいまひとつ。せめて日本の拠出金がほしいところです。また金融危機では共同声明を作らないのをいいことにオバマはいろいろ協力分野、つまり頼み事を言葉巧みにもちかけるだろう。米国債を○○兆円購入なんて約束じみた言質はとられないように願いたい。 ●G20に備える欧州 昨日は欧州勢がベルリンに集まって4月2日のG20金融サミットにむけた意見の順部調整を討議した。ブラウンが提唱する「金融新システム、グローバル・ソリューション」の構築はかけ声は勇ましいが、作れるはずがない。ヘッジファンドや格付け機関など個々の規制を厳しく透明性を増すことで同意した。視具体的な各論および民間の金融業務を監する機関の新設はG20までに叩きだすという。 4月2日ロンドンで行われるこのG20金融サミットに日本からは麻生首相が新財務大臣を伴って出席するのがよい。評判はともあれ金融危機の采配を仕切ってきた本人が、サミットで発言してこそ我が国への幾ばくかの信頼を維持できる。 ● 東京臨海大橋 話題をかえます。 東京湾臨海道路IIという港湾局の工事がある。一部道路は完成しており、中央防波堤外側埋立地か若洲に架ける「東京臨海大橋」(仮称)の橋桁工事がはじまった。巨大起重機で橋桁をつり下げて設置する作業の模様を写真で見てビックリ,長さ約3km、海上区間は1.6km。ベイブリッジの2倍あるという。なんでも羽田空港に近いため柱塔の高い吊り橋に出来ず、設計図を見ると東京湾上に橋桁を9本並べて真ん中は大型船が通行できるよう海面から54.6mの高さを持つ。で、その部分だけトラス構造をつかった吊り構造になっている。こんな構造は既にあるのだろうか、わたしはみたことない。見ればなるほどの力学構造です。完成予想図(東京都のサイトより) この部分を3台の巨大起重機船で持ち上げて設置する時がヤマバである。橋の部分の施工者は国土交通省、救済事業の一環になりますね。 ビックリのあと思うに、これって大丈夫なの? 土とヘドロの東京湾はバングラデッシュの海岸地やヴェトナムのメコンデルタと同じ軟弱な地盤ですよ。状況は、東京湾をなまじっか開発したものだからもう止められないでいる。東京オリンピックは2度とやってはならぬ。(了)
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