安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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閑話休題
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〈 2009年 1月 27日 火曜日 )


● バークレイズ株、70%急上昇
26日、ロンドン株式市場が銀行がビユーンと棒高跳びのように飛び上がったのをはじめ全業種の株価が上昇、これはいったいどうしたことか。景気は底を打って上昇に転じた? ではないが右中間へヒットした感じ。

ことの発端は同日朝、バークレイズの頭取と営業部長にあたる人が連名で公開文書を発表、そのなかで2008年の決済が投資部門の80億ポンドの赤字にもかかわらず53億ポンド以上の利益を出したと、この数値は最悪の事態にあって黒字を出した強さを示す。で、政府の救済融資はもう必要ないという。これで33.5ペンスの株券が88.7ペンスになったのですな。つられて何も発表していないロイド銀行、スコットランド銀行もそれぞれ32%と20%ピョンとあがった。

バークレイズは破綻したリーマン・ブラザーズの投資銀行とトレード部門を9月に買収した。これがプラスに作用し、11月に中東オイル国から70億ポンドの投資を得て業務が軌道に乗ったという。もちろんレイオフイの嵐は日々報道されているとおり、経済危機は進行中であるが、一勝九敗ではないでしょうか。

●アイスランド政府、連立解消
ホルデ首相が食道がんのため辞意を表明した日はデモにややお湿りがあったが翌日土曜日は辞任意向を喜ぶ人でこの国史上最大6000人以上のデモにひろがった。その翌日は商業相が辞任し、連立与党の独立党と社会民主党が政権維持を話し合ったが結論でず、金融破綻から3ヶ月で連立政権は崩壊した。ホルデ首相は新政府樹立まで暫定首相としてとどまる。新政府がどのような形になるか、グリーン系野党と社民の党首がよくメディアに出るがいまのところ混沌のようす。なお、北欧4国が25億ドル融資を決めている。

●RosUkrEnergo とは
前回のフォロウです。ティモシェンコの公式サイト最新のニュースからウクライナのガス仲介会社「ロシア・ウクライナ・エネルギー」について:社主のドミトロ・フィルタッシュはTVチャネル・インターの影のオウナーで、このチャネルの討論番組の制作者であり討論司会のジャーナリストでもある。政治的に偏向で言論の自由を抑圧しているとして、ティモシェンコは出演を拒否。

●セルビアもEU志向へ
EUの支援を受けてセルビアから独立宣言したコソボに対し、セルビアは永遠に許さない態度であった。そのセルビアがEU加盟を申請した。カラディッチをハーグ戦犯法廷に引き渡したときからその意向はあったが、バルカンが再燃する懸念はこれでほぼなくなったといえる。

●ブッシュ8年を回顧、写真と文で追う画本

ワシントン・タイムズが10ドル割引、30.99$で前予約募集中。発売は3月頃。発注は http://www.washingtontimes.com/store/bush/



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