安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ガザに王手
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〈 2009年 1月 12日 月曜日 )


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● ガス再開同意を反古にしたロシア
EU、ウクライナとガスプロムが関係3者の供給パイプ監視で合意し、土曜日、チェコ大統領(EU議長国)とティモシェンコ(ウクライナ首相)が調印文書を交換した。が、土曜日にガスは送られてこなかった。で。調印書の文言がロシアの合意した書類と違うとメドベージェフが「受け入れられない」と拒否。プーチンが同意した文書にウクライナに都合の良い但し書きが付け加えられたいう。
妙な細工をするもんですね。

EUは但し書きを外してロシアと合意する意向を表明、ウクライナはロシアと仕切り直しとなりました。

●ガザに王手
ガザのハマス潰しは空爆、地上軍進攻から第3の局面、ガザ市密集市内に地上軍が入った。オルメトが最終局面に入ったと公言、王手をかけました。市街戦でゲリラを相手にすると自軍の被害が大きく泥沼化するので、その前に攻撃中止を期待したのですが、全市制覇をあきらめないようだ。期限は切っていない。ブッシュが去るギリギリまでか。

市内地区から避難するよう、ハマスと協力しないようと空からビラをまいて警告している。どこへ避難すればよいのか。少し余裕のある市民は荷車に家財道具を乗せて一家が親戚をたよるなり、市街の避難キャンプに移動しているが、大多数はなす術もない。こういうとき真っ当な政府なら市民を避難させる事に全力を注ぐのだが、ハマスは市民を楯にする。現在のガザ惨状の責任はハマスの戦略なき無謀に帰する。

ハマスのロケット攻撃に使われる境界の場所は概ね破壊、制圧した。昨日16日目に発射されたロケットは15発。攻撃の前後に打った1日100発に比べると激減した。Haaretz紙によるとハマスの被害は甚大で幹部の内紛があるという。

●エジプト仲介の停戦協議、打開点見えず
イスラエルがガザ市内制圧の意図を明らかにしたことで、停戦交渉は望み薄になった。いまのところこのムバラク仲介が唯一の可能性ですからすぐには決裂しないとおもいたい。

今回はブレアの積み重ね努力を考慮せず、サルコジが飛び回ったり、従来のカルテット(国連・EU・米・露の4者協議で中東和平を期す。パウエル前国務長官が提唱、前英首相のブレアはこの特使)のワクを破って各国主張が入り乱れ、トルコやヨルダン、中国も首を突っ込んで調停に加わった。仲介者が入り乱れてはロクなことがない。船頭多くして舟やまにのぼる、英語ではコックが多くて料理ができないという結果になるだろう。こうなったらカダフィが加わって壊してくれたらいいとおもうほどです。

イスラエルをウンと言わせる国はアメリカしかない。そのアメリカがハマス攻撃を承認している以上、長続きのする停戦は期待できない。先日暴露されたようにイスラエルによるイランの各施設攻撃をブッシュが思い止どませたのがせめてもの圧力だった。余談ですが続行するゲーツ国防長官関わった独自のイラン攻略シナリオがあり、オバマに受け継がれる。実行するかどうかは別ですが。

●オスロ、ガザ反戦デモ荒れる。
世界各地で行われたガザ和平でもはパリとロンドンで暴徒化がありました。オスロでは中東移民の一部が暴徒化、160人が拘束された。大半が14-5才から22才のマイノリティー若者でした。ヴィデオがここにあります。(了)



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