安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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マル優、ブッシュの金融危機管理
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〈 2008年 10月 23日 木曜日 )


●円高に指をくわえる
円高とうとう1ドル97円台、1ユーロ125円台(NY外為)に急伸しましたか。東京近郊で2LDKのコンドミを買うお値段で、差し押さえになったマイアミとかサンディエゴでプールつき一戸建てが換えますわな。海外ショッピング旅行のチャンス、こんなチャンスはユーロが作られてから初めて、おそらく2度とないチャンスだろうね。

これが一年前ならフツウの日本人が大挙して海外Buying Spree(買い物狂い)に駆け出したところですが、現今は指をくわえてため息つくばかりではありませんか。わたしの考え違いかもしれませんが、銀行の預金利子がなきに等しいばっかりに、投資マインドはないのに貯金を株や債券に換えていた日本の人口は世界的に見ても多いのでは。目減り著しい現金に換えるより、ひたすら待つしかない。低金利を10年以上も続けた日銀の責任は重い。

●金融危機管理にも優れたブッシュ
ブッシュは危機になると俄然、果敢な危機管理能力を発揮する。9.11で証明済みですが、今回、昨年初秋から兆候がでた今回の金融界の信用収縮に対する対抗措置も素早かった。経済立て直しのプランは昨年秋に立案、今年の年頭教書で議会の承認を要請している。

米金融界のシリぬぐいに7000億ドル救済案が9月にでたときは、なにしろ資本主義の歴史上はじめての大盤振る舞いですから、賛成・反対のどちらも半信半疑でした。ポールソンががむしゃらに推進したのも、後知恵ですが「お主デキルな」。破壊力がある。おもうにグリーンスパン前Fed議長がデリケートに調整したため、ついに金利政策では押さえきれない崩壊がサブプライムローンの」焦げ付きをきっかけに起こった。それが世界に広がり、実体経済に移転しこれからがドえらいことになるけれど、誰が悪いと決めつけられる問題ではない。強いて言えばお金で物を買う仕組みとなろうか。発祥地ウォール・ストリートの問題でもない。資本主義各国はウォール・ストリートによって生かされてきた。どうして責められよう。ま、トップの年収は一桁減らしてやりたいが。

●公金投入は役に立っている
08年に始まった世界金融危機はブッシュの先制措置が欧州の早い救済措置を促した。サルコジという変わり身の早い速攻型政治家がちょうどEUの持ち回り議長にいたのは幸いである。欧米以外にも利下げや公的資金を投入、金融機関への資本注入を開始しているので世界的な総額がどれくらいになるか、途方もない資本を使っても、金融市場の乱高下はとまらないが、この途方もない額がなければ、世界中で暴動のドミノが起こっていたかもしれません。公的資金投入を先制したブッシュの危機管理はもっと評価したい。

●G22緊急金融サミット
次期大統領が確定して一段落した頃、11月15日にG20金融サミットがワシントンで開かれる。IMFとWBの総裁、UN事務総長も参加する。これからの世界経済サミットこの構成が自然である。開発途上国には政府が財政事情から救済資金を充分に出せないパキスタンやグルジア、モンゴル、フィリピン、アフリカの国々がある。G20は開発途上国への支援を惜しまないよう願いたい。(了)



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