安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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正統、ことしのノーベル平和賞
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〈 2008年 10月 11日 土曜日 )


土曜日から一週間、家内とクロアチアのドゥブロヴニクへ旅行します。PCを持参しますが、更新はあてにしないでくださいまし。

●地味なおじさん、マッティ
Oh! 今年のノーベル平和賞は文句無しにすばらしい。このコラムを始めてからというもの平和賞の選定にしばしば反対してきた。古くからの読者はご存知だろう。Lundestad(ルンネスタ)が選考委員長の時代はサヨク政治的傾向があったが、Mjoes(ミョース)が委員長になってからやや平和賞の本道に戻りつつある。

●人種と5大陸の枷を超えた信頼
2008年平和賞は正統的に和平調停の巨魁が選ばれた。Martti Ahtisaari(マッティ・アッティサーリ、と北欧では、発音する)はフィンランド大統領としては一期6年で終わった地味な人でした。カリスマ的なところはゼロである。このふつうのおじさんに和平調停をやらせると不可能が可能になる。業績はいろいろ報道があるので省きますが、アパルトヘイト時代の南ア統治下にあったナミビアが平和的に独立するまで調停に13年間かかっている。なんという忍耐、またこの調停者アッッティサーリを13年間離さなかった南ア政府とナミビアの独立運動指導者の信頼をうけた。アフリカで、インドネシアで、中東で、バルカンで……地理的、人種的なバリアーをものともせず両側から信認を得て合意を達成する人材に世界はもっと感謝すべき。地味な人だからこれまで報道の量が成果に見合わない量でした。メディアは反省してくださいませ。ジミー・カーターが先に平和賞貰うなんてのは大間違いだと、あのとき書いた報道はなかった。

今回の賞に、コソボ自治州の独立に導いた調停に関してロシアとセルビアは賛同し難いだろう。しかし中国の反政府人権活動家二人が外れたことを不服とする人々も Martti Ahtisaari の受賞に反対しないだろう。

アッティサーリ氏は「万年候補が長かったから、ここ数年はあきらめていた。昨年70才になったので、いまのうちに(ノーベル委員会)上げようとしたんじゃないかな」と記者さんにボソリ。これを聞いてふと思った。ナン、ルーガーのコンビはもう駄目でしょうね。余談:アッティサーリのお爺さんはノルウェー人です。

私事●電気自転車に乗る
15年ほど前にジョッギングの気力を失ってから、運動量が減った。電気自転車は車の免許が要らず、歩道を走ってもよい。ペダルをまわさないと電気モーターに接続しないタイプなので運動になります。しかも環境によい。

これはわたしに抜群ではないか、というのでネットで買ったのが下の自転車です。ワンタッチで二つに折りたたみ式、ハンドルとサドルもワンタッチで外せます。車輪が20インチと小さく子供でも乗れると能書きがあったのにつられたのですが、バランスがわるい。が、歩道を走るのでま、いいか。まだ二日乗っただけですが、ゆるやかな上り坂なら軽々と上れます。雨、雪でない日は毎日乗るつもり。下の写真はバッテリー部とわたしの出で立ち装具。



Pnorama Box制作委員会

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