安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ペイリンvsバイデン討論をまえに
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〈 2008年 10月 3日 金曜日 )


メディアの好餌になり、イジメられているペイリンがもうすぐ民主党上院重鎮のバイデンとTV討論する時間がせまってきた。吉と出るか凶と出るか、引いた御みくじを開ける気分。神社の御みくじには小凶〜大凶なんて凶とつく籤は混ぜてない気がするがどうなんでしょうか。ペイリンの知識不足、たとえばABCTVのインタビューでブッシュドクトリンを知らなかったがこれはイケズな聞き方をするほうが悪い。TV見ている人の80%はブッシュドクトリンの何たるかを知らないのですから。ユニラテラル先制攻撃についてと言えばよいものを、あのベテランアンカーは邪気がある。しかしCBSのインタビューで憲法と最高裁の知識が恥ずかしいくらいなかった。最悪は、読んでいる新聞の名がひとつも言えなかった。ペイリンは新聞読まないのかしら?すくなくとも共和党系の新聞ひとつは購読しているとおもうのだが・・

ボロが出ないようインタビューをシャットアウトしているペイリンが、もう300近いインタビューをこなしてきたバイデンに太刀打ちできる知識を持ち合わせていない。ペイリン危機、ペイリン破綻でその余波でマケイン壊滅、というシナリオを夢見る向きもあろうが、300近いインタビューをこなしたバイデンも実は「口からでまかせ」発言が多く、メディアが突っ込む。でも話題にならない。ペイリンはマンガやグッズ、ヘアスタイルからめがねまで話題になる人。二人の討論は一回きり、敗者復活はない。

金融安定化改正案が翌金曜日に下院でいわば敗者復活、再審議投票が行われる。造反議員は、地元支持者をウラぎらず精一杯頑張りましたと次回選挙に面目がたつ。再度否決はさすがにないだろう。金融危機を追い風に上昇するオバマ支持にブレーキをかけることができるか、それはペイリンがこれからの討論でもう一度フレッシュな旋風を起こせるかにかかっている。

ではそろそろ番組がはじまる。そわそわ。(了)



Pnorama Box制作委員会

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