安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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航空保険はAIG
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〈 2008年 9月 17日 水曜日 )


台湾を通過した台風が日本を縦断するような予報がでています。みなさま大雨にぬかりなくご準備のほどを。当地はよいお天気で雨になる前にとおもってまたも木を切り薪に、チップにと一日中戸外で働いております。米の信用クランチはバーナンキが言ったとおりOnce a Century の金融危機でありました。

●よそ事のように
オカシなもので毎日外で肉体労働に励んでいると、世界の金融危機が気にならないのですな。夕方、シャワーをあびてビールがうまい。そうやって一昨日のニュースを見ておりますと……AIGの株価が30%減った表示が出てNYSEの電光掲示板が画面にライブで挿入されている。AIG株が刻々と変化、下がる一方で2時間足らずのあいだに-40%台から-50%台に急落した。なにそれ、破産じゃない!

●航空チケットとAIG旅行保険
と家内が航空券につけて買う海外旅行保険はAIGだという。
家内:何かあっても払ってもらえないかも、別の保険にも入れておいた方がよいかな。
主人:バカ、いままで一度も事故にあったことがなく、全部かけ損だ、やめとけやめとけ。クレジットカードにもついてるし!
とはいえ、今週末は二人でオスロへ、10月はクロアチア、11月はポーランドへ旅行する。家内は心配なのだ。ま、生命保険もあることだしいいだろう。夜、もう一度TVを見ると-60%。24時間以内に50兆円だかのキャッシュフローが必要という。歴史の瞬間に傍観者は感激しきり。

しかしFRBが資金を投入、民間の銀行や金融機関が出し合ってAIGをともかくフロートさせるという観測が報じられた。(火曜、9兆円と発表)そうだろうなとおもう。AIGは保険金の運用およびビジネス投資で失敗したが、家の保険、家族の病気/生命保険や火災保険、老後の年金保険など月々かけている顧客が世界一多い。連鎖反応を考えると、この世界最大の保険会社は米政府に救済の義務があろう。

●ノルウェーの住宅ローン事情
火曜日のOslo Bors(オスロ株式取引所)は一時9ポイント下げ、一日でこの下げ幅はまこと100年に一度のノーズダイブでした。結局4ポイント弱で引けたが、欧州でも最悪クラスである。リーマンに融資していたあおぞら、みずほをはじめ邦銀7社の損失はボーナスに響きます。

それほどではないが大口債権者30のなかにDnBがある。Den Norske Bank は当地最大の銀行で、融資額約3兆円が戻らない。株価は一時25%まで下落した。家内は、銀行を換えようかという。エ、そこにもあったの? へそくりをDNBにおいているようですな。ハハハ。それより心配なのはこの銀行が住宅ローン金利を0.25%上げるというニュース。息子はまだ独身で、ごく小さなコンドミだが月々の利子払いが約40万円、これから3〜4万値上がりすることになる。

また各国中央銀行が金利を据え置きしているのに、ノルウェー中央銀行は金利をそろそろ上げるという。まだ個人の消費経済は過熱気味という認識。しかし欧州経済が停滞期にはいり、今後失業率が増える。そうすると共稼ぎで住宅ローンをたてていた夫婦の片方が職を失うケースが増え、ローンが払えない家庭が続出する。悲惨ですよ。



Pnorama Box制作委員会

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