安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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持病が悪化したウサマと金正日
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〈 2008年 9月 15日 月曜日 )


●病気持ちのウサマと正日
金正日は心臓バイパスの手術を受けている。運動不足で贅沢な食い物と酒、スポイルされて育ったせいでいろいろ病歴がある。東京ディズニーランドへ遊びにきた長男は見るからにスポイルされたガキでした。Spoiled Child の特徴は反省と自己管理に欠ける。心臓、内蔵、中枢神経に障害をもつ金正日は回復する見込みはないとおもうが、車椅子でも執務はできます。たとえ会話が不自由になっても北朝鮮では演説しなくてもかまわない。将軍様の時代はまだ続くような気がします。

ウサマ・ビン・ラーデンがそろそろ逝きそうだと、タイムズが書きました。この人も慢性の肝炎と腎臓の病気持ちで、人工透析が必要な体です。この透析が山中洞穴、部族村といった潜伏地で十分得られると思えず、7年間の逃亡に耐えられるか、声のテープは数本でたが映像は一度もない。生きていても寝たっきりだろう。妙に淋しい気がする。世界の正義を一介の市民が四六時中背負うマネはしないほうがよい。昔ほどの悪さができなくなったビンラーデンと金正日に、せいぜい長生きしてもらいたい。

●カストロ健在、シャロンは死ねず
重病でも外国から名医を呼べる人物は生きながらえる。たとえばカストロは腸ガンで余命幾ばくもないと報道されたが、どっこい2年以上も生きている。毎日すこし歩けるようになりました。アリエル・シャロンは金正日とおなじ脳卒中で倒れてから意識不明のまま3年ちかく人工的に生かされている。チューブを外せという人がいないから。

●グリンーンスパン発言、100年に一度の危機
4日の日曜日、11時間の交渉のすえバンカメがメリルリンチを買収統合で合意した。一方、のリーマンブラザーズの身売りは英バークレーズ銀行に断られ、頼みのバンク・オブ・アメリカにも逃げられました。財務省のウラ保障が取れなかったからという。では倒産? 筋書きは破産の衝撃をさけるため、親会社にあたるリーマンブラザーズ・ホールディングスに破産防止措置を申し入れる。支払い能力があることにしてその間に清算・閉鎖するという。形はどうであれ倒産です。
グリーンスパンFRB前議長が『100年に一度の金融危機』とコメント、お辞めになったからってビックリさせないでくださいよ。でもこれくらいデッカイ証券大手が倒産すると、そうかもね。

●航空会社受難
イタリア政府が燃料高騰で赤字が嵩んだアリタリア航空をキリがないと援助を見放し、SASは春から身売り先を探してきた。SASは航空会社が景気の良かった数年前も赤字、黒字転換の兆候がない。望み通りルフトハンザに買われることになったようです。(了)



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