●長寿大国ニッポン
100歳を超える日本人が36,276人という。ほとんどが女性。『家内が亡くなってから酒ビタリになってもうて肝臓やられましてな』てな挨拶をするわたしの同級生が複数いる。先日はもうすぐ70歳になるクラスを共にした友人が40歳を過ぎたばかりの初婚の新妻にノルウェーを見せてあげようとウキウキ我が家を再訪。この友は独身になって数年、再婚の理由を退屈で……というけれどやはり男は女より精神的にひ弱なのですね。

＞最新の調査によれば今年100歳に達する日本人は２万人近い＜
おもわず老眼鏡を調節して読み直しましたがな。長生きがエスカレートしています。この調子で進めば、年金受給年齢を大幅にかつ早急にあげなければならない。75歳定年制をマジメに議論しましょうよ。

米寿は99歳、100歳はなんとよぶのですか。国連統計は99歳なんてウンチクのある単位は使いませんから100歳人間（centenarian）をつかう。日本人長寿の理由は、魚とライス（ミソ汁を加える人もいる）の健康食であると外国で広く信じられてきた。最近は優れたヘルスケアが加わるようになった。さて、この老人医療がエスカレートする老齢化に耐えられるか？　政府の年金改革、医療改革は必要、わたしは賛成。当然おこる個別の不具合は、地方自治体が委員会を設けて真剣に追加支給措置をとればよい。市民との窓口は小回りのきく柔軟性、融通の枠をひろげよ。お役所では上司が中国並みにイバリすぎる。

●アメリカの話題
多人種の国、アメリカの白人と有色人の割合は現在２：１。これが2025年に有色人が過半数を占めると予測されている。そうすると将来の米大統領はカラードが連なることになるでしょうか。

ヴェネズェラのチャベスが米外交官は出て行けと例の悪態ぶり（米大使を名指しで『100回地獄へいけ』）、三日以内の国外退去を命じた。親友のボリヴィアンネイティブ、モラレスも同調し、ホンジュラスは新任米大使を拒否。米CIAは中南米、南米の地でスパイ活動、政府転覆謀略を行ってきた長い歴史がある。現在でもやっているのかしら。チャベスとモラレスはやっていると証拠をあげる。南米は左傾化し、アメリカの地位は先細りする一方です。

ロシアの大型爆撃機２機が演習というもののヴェネズウェラに着陸した。チャベスのガッツポーズ。米が抗議できることではないが、心中穏やかならざるものがありましょう。私の懲りない予想：次回選挙では、２年後ですか、チャベスは落選する。３度メの正直だ。昨年、チャベスの憲法改正案は国民投票で過半数（どの国でも憲法改正は2/3だが、１/2にした）。に達せず拒否された。この傾向は衰えていない。

米大統領選の話題は、豚に口紅、ブッシュドクトリン？ﾀ が一段落して1０月２日（日曜日）のペイリンvsバイデンTV討論が頂点になる。それより早くマケインヴォバマの初討論が9月26日にあるが興味の点ではこちらが前哨戦みたい。ペイリンが州警察官であった妹のエクス亭主を解雇したのは権限濫用と訴えられた件でペイリンの亭主が証言に召還された。ペイリンは参考人として警察の質問を受けるという。解雇しないと断った公安委員長を解任した事とセットでオバマ側から追求されてきたが、本格捜査がはじまる。ペイリンは警察予算案の意見不一致が原因で解雇したと主張する。どうなることやら。

半年前、48.65ドルあったリーマンブラザーズの株は3.65ドルに。目も当てられない。住宅ローン関連債券を売りまくった総本山の顛末あわれ。身売りはどこへいくのでしょう。Bank of Americaが最有力らしい。財務省が買い手探しに奔走、中国通ポールソンが中国SWFに分担を要請していたが断られたもよう。（了）