安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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モメンタムはマケインに、ほか
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〈 2008年 9月 9日 火曜日 )


●モメンタムはマケインに

(ギャラップ世論調査より)
9月1日、初日の共和党大会はグスタフ台風で流れ、大会の好感度が世論調査に現れるのは4日目から、大会が終わった翌5日に横並び、7日にそのままの勢いでマケイン49%、オバマ42%に逆転。各社の世論調査も大差ないポイントでマケインがリードしている。ABCTVとWPの党員調査ではオバマのりードは1pに減った。ということは民主党員で棄権/造反が少なからずあるわけで、ペイリン効果をまざまざと見せられました。マケインの資金集めが増える傾向にあり、オバマ献金が伸び悩んでいる。モメンタムはマケインにある。

●世界株大幅上昇と中国の無反応
ドルが上がり、石油が100ドル/b近くに下がっている。ファニーとフレディ救済が発表されるやアジア欧米株大幅高に、ゲンキンですね。それでこそ株/証券取引がおもしろい。中国だけが鈍いのはなぜでしょう?中銀、商工銀ほか中国の金融機関がファニーとフレディの債券を3000億ドル抱えているといわれる。多すぎる額と、国内経済の閉塞感、国内のガソリン値上げなど不安材料が増えているから?オリンピック後の景気はさっぱりだし、ゲンキだしてほしいですね。

●ハリケーン観光ホテルのアイデア
カリブ、メキシコ湾から米大陸を襲うハリケーンをTVでお気軽に見ていると、ハイチでもドミニカでもキューバでもいい。ハリケーンの通る海岸に頑丈でデラックスな観光ホテルを作る案はどうかな……とおもうのです。窓は割れない硬質強化ガラス、食料、飲料水を蓄え、自家発電装置も完備しておく。窓外の暴風、20メートルの高波が押し寄せるさま、自然の威力を知る機会だ。しかし被害に苦しむ民衆を見ると心が苛みます。民衆の襲撃に遭わない、できれば隔離された場所がよい。現地人は従業員だけという外国人観光客リゾート地が北アフリカからエジプトに多くあり、娯楽バカンスなんだから人道的に考え込まなくてもよろしい。カリブの国へはハリケーン被害のたびに、支援物資、支援金が集まるが、政府職員がねこばばしてどこへ行ったのやら、洪水被害は毎年同じ環境で起こる。ならば民間にお金の落ちる観光は土地の経済に寄与するばかりか、自然災害を考えるようになる。先進国一般には、市民に開放された暴風高波を見学する安全な施設があればいいなと思う。べつに不真面目で言うんじゃない。ま、キ真面目でもありませんがね。(了)



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