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首相の早期辞任トレンド
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〈 2008年 9月 2日 火曜日 )
我が家に滞在中の友人夫妻とフィヨルドの景勝地へ一泊の小旅行をしたり、今日は家内に運転してもらって近くの沿岸列島の端まで片道60キロをドライブしてきました。この3日はフェーン現象なのか、暖かく車の窓をあけて爽快な気分。寒さに強い家内は水着を持っていって大好きなひと泳ぎをいたしました。友人もわたしもとてもじゃない冷たーい外海側です。
●首相の中途辞任がはやる そんなわけで世事を忘れこの間何があったのか、ただいまおさらいをしたところ福田首相が辞任していました。退陣しろと詰め寄られた様子はなかったし、責任放棄ですな。理由は阿部さんと大して違わない。党内の支持が先細り見放されて政策推進に自信がもてなくなったからでしょう。そのため病気になるかならないかは性格によるのであって、投げ出す点ではおなじ。自分よりも新しい人に託すのがよいという理由/いい訳も同じです。小沢さんも機嫌を損なうとパっと投げ出す人ではありませんか。中途辞任がはやりそうです。 しかし国際的に影響があるかといえば?マークです。突然辞任のインパクトはムシャラフの比ではない。日本の政情に国際敵な不信が広がるなんて心配するのはうぬぼれで、辞任ニュースは中国、韓国以外は3面記事です。当地の国営TVニュースにはありませんでした。いいえ、それだけ負け惜しみに日本は安定している証左です、と甲斐なく慰める。日本の安定とは持続的低迷がもたらす結果であり、積極的な安定とは言いがたい。 ●タイの場合 タイのサマック首相は高まる辞任要求のPDAデモに辞任する気配はまだない。逃げたタクシンを支持する政府派のデモと、PDA派座り込みデモいとの衝突で死者を出すまでになった。昨夜からは軍も投入されている。火曜日からPDAが云うように公共セクター労組がゼネストをやれば、断水。停電、通信不通がところどころあるだろう。それでも選挙になれば圧倒的な地方の支持基盤をもつタクシン派与党が勝つ。タイのように民主的選挙では変わりようがない国は不幸である。流動的でテンポの早い日本はよいところもあって、新首相は就任まもなくいくつかの法案を通してしまう利点がある。(了)
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