安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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日々是好日
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〈 2008年 5月 27日 火曜日 )


わたくし事です。くだらない話を、まあ聞いてください。

● 留守番
このところ2週間ちかく青天が途切れません。今日は久しぶりに一人で外出しました。どうしても投函するものがあって一番近い郵便局まであるいて片道30分近く、日陰を歩きたくなるほど暑かった。私は車を生まれて一度も運転した事がないので家内がいないとき、ま、いる時でも簡単ではないが送ってもらうなり、ついでのときに乗せてもらいます。ひとりだと外出が難儀である。

去る20日の日本庭園オープニングへは家内と一緒だから行けました。いま家内は週末金曜日からオスロのむすめのところに孫の手伝いにいってるのですが、だいたい日曜か月曜には帰る。私を一人でおくとちゃんと食事しているか気になるらしい。

数日分の食材をすぐわかる一角に集めて、あァこぅと説明してもらっているが、面倒くさいのでラーメンとか即席ライスのどんぶりモノに適当に具をくわえて、それでちっとも困らない。ちょうど仕事が重なっているのでやりたい庭仕事も叶わず、しかたなく毎日せっせと地図やさんに徹している。すると能率があがって仕事がたいへん捗ります。

日曜日、家内から電話で娘とその犬が闘犬に噛まれるドラマチックなできごとがあり、しばらく一緒に娘のところにいるからちゃんと食べるようにとのおたつし。はいはい、昨日はさいわい隣の甥のところでバーベキューがあり、たらふく食べてお飲物に預かりました。

●禁止された危険な犬
さて、娘のできごとはこうです。乳母車にベビーを入れて家内と犬も一緒に公園に日課の散歩をしていたところ、American Stuaffordshierテリアが襲ってきた。娘の犬はどんな犬ともケンカしないゴールデンミレトリーバー、名前はカスパーという。娘か家内がひもを握っていたが、ASテリアは首ひもつけたままこのときは持ち主ではない代わりの男が遠くにいかないだろうと放していたらしい。

犬のケンかに持ち主が割って入るのはあたりまえ。しかしかならず手を噛まれる。私にも小さな犬を飼っていたころ、大きな秋田犬にガっとやられて分け入りパカパカ噛まれた経験がある。犬もショックだからこのときは割って入る買い主に手にも噛み付いたりします。娘はASテリアに両腕と手を噛まれ血をしたらせ、カスパーは喉元を食らいつかれて、結局数ハリ縫う負傷でした。人だかりのなかの親切な女性がテキパキ、警察と病院に連絡してくれたそうで、娘は救急で消毒と抗生物質をもらい、そのあと獣医に行ってカスパーの治療、家に帰ったところへ亭主が仕事からもどってきた。

月曜日、ショックから立ち直った娘の元気な声を聞く。ASテリアは03年からノルウェーで飼う事を禁止している犬種だそうで、警察が没収した。いづれ安楽死させるでしょう。ピッツブル・テリアや土佐犬ほか3種類の犬種は早くから所有禁止、持ち込み禁止になったがこのASテリアとオオカミとの混血は2003年から輸入.売買.所有の禁止措置がとられたが、既に飼われている場合は寿命を全うして良いことになってるという。この闘犬はそれにあたり違法ではなかった。でも人を噛んではもうおしまいだ。

●40数年ぶりに会った旧友
家内は孫が生まれてから毎週末にオスロへ行く、第一回と先々週の週末は私も家内とオスロへ行っておりました。このときは40年ぶりの旧友Hさんがグループ旅行でフィヨルドをまわるが、ベルゲンには来なくておスロに一泊すると知らせがあった。その日はちょうど私もオスロへ行く日と重なり、郊外のホテルで会う。Hさんは学生時代親友A さん宅の下宿家庭で一緒だった。伊藤忠へ入社した頃からすぐ海外駐在が長かったので無沙汰でした。中国ビジネスの体験談が破格でおもしろい。数年前に定年退職して、孫が4人、毎日ブラブですと。だから昔話にいつまでも花が咲く……そんな仲になりました。

友人とは退職後の年金の話題に至り、聞くと日本の平均は意外に少ないのですね。当地は巷に言われるほど程よくないとおもっていたが、平均で日本の倍はあるわな。ただ購買力の面で当地は低い。ガソリン税の世界比較をTVでやっていましたが当地ノルウェーが世界一、あアメリカの2倍半と出ました。ガソリン1リットルがただいま250円くらい。しかしこの国の人は文句をいわないな。友人のホテルまでわたしはバスで40分、それが敬老料金だから実に嬉しい。バス、鉄道、観劇、足が不自由と申請すればタクシー敬老切符を月何枚かくれる。

●繁盛するペット獣医
そしてこの日、わたしが旧友と別れる頃夜の10時頃、「カスパーのオシッコに血が混じっている」!と慌てた娘が、いつもの獣医さんは閉まっているので車で1時間余りの町にある24時間営業の獣医さんまで、家内とベビーと犬も乗せて連れて行く事件がありました。

なに、あれはわたしが何度も散歩してあげたのでオシッコが空っぽなのです。それでもむりやり匂い付けに引っ掛けると色が濃い。それだけのこと。なにも知らない獣医さんはカラッポの膀胱から抽出して分析の結果、濃縮と診断。脱水症だから水にいれる薬を調合してもらって帰ってきた。バカ、脱水症じゃないよ、出し切っただけツウのに。娘よ、先にオレに相談すべきなのだ。
でも獣医さんなんて保険が利かないですからね。小1時間のオシッコ検査に2万6千円也。



Pnorama Box制作委員会

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