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オバマ、スーパー代議員でもクリントンを追い抜く
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〈 2008年 5月 11日 日曜日 )
●オバマ世論支時で差をつける
ギャラップ調査は民主党指名の支持率でオバマがヒラリーに差を広げました。 10日の結果は49%−45%、昨日が48%−46%、一昨日は47%−46%。調査はの民主党投票者と民主党に投票するつもりの計1270人への聞取り 調査ですから、+−3%のハバがあるが、傾向はたしか。 ●スーパー代議員のオバマ流れ もうひとつ、AP伝もスーパー代議員はのエンドースでもオバマがはじめてクリントンを抜いたと見極めた。これまでスーパー代議員はクリントンがリードして おり、未決の代議員をゴッソリ獲得できる……期待があったればこそ降りなかったのですが「数」は万事休すを示しております。クリントンにとっては乗り換え 組が止まらない由々しい事態。 参考までに各メディアがスーパーたちの動向をどのように読んでいるか、正式にエンドースを公表していないが確実とおもわれる票読みをくわえた数値: ・ニューヨークタイムズ 266−264でオバマがリード ・ ABCのジェイク・タッカー 267−266でオバマがリード ・ ポリティコ 270−268.5でオバマがリード ・ CBSニューズ 271−270でクリントンがリード ・ CNNワシントン 273−271でクリントンがリード ・ CNN選挙センター 272−268でクリントンがリード (なお、0.5というハンパな数字は国外在住のスーパー代議員を半人前に扱うため) ●シェリーの回顧録が明かすブレアとブラウンの確執 イギリスの話題にうつります。ブレア首相夫人、ファニーなシェリーさんなら官邸秘話を包み隠さず、飾らずぶっちゃけるだろうと、その期待に違わない回顧録 が出版された。ま、亭主にゾッコンの彼女ですからブレア首相のへんなクセとか、そう言うのがあればの話ですが悪い事は書かない。 未だ本屋にならんでいない回顧録に何がかいてあるか、シャリーさんがタイムズ紙に語ったところを要約すると… ・ 先ほどブラウン労働党が地方選挙で40年来の惨敗を喫した。ブラウンを助けるため選挙戦術のアドバイザーになり、最近は翌二人で話すようになった。 ・ 2005年にブラウンへ禅譲するつもりだったが、ブレアが熱心に進めた公共サービス改革の実施をブラウンが渋ったため、志なかばに引退できなかった。 泥沼化したイラク戦争でブレアはcrisis of confidence(自信喪失と精神的危機)に陥ったが、ブラウン財相がブレアの頭ごなしにガタガタあちこちで喋るもんだから逆にファイトバックする決 心をしたという。しかし全般的にシェリーさんは意外にブラウンを好意的に書いているそうです。 ブレアとブラウンの後継にからむ錯綜した間柄はメディアの関心事であり、コラムでも数多く書いたが、すべてウワサの真相は憶測、邪推にすぎなかった。ブレ アの回顧録ではゴードン・ブラウンとの気まずい関係を伏せている。ダウニング街12番の内幕を知るシェリーさんならではのメモアールです。(了)
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