安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ベルゲンの散歩道
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〈 2008年 3月 28日 金曜日 )


趣向をかえて生活の一片、28日撮ったわがまちベルゲンンの紹介です。
●好天のフィエルヴェイエンを歩く


港を望む

 フィエルヴェイエン(山辺の道)


赤;フィエルヴェイエン 青/青緑;舗装道路 黒;フォロイエン山ケーブルカー

ベルゲン市の片方は山の斜面がせまり、その斜面を階段状に住宅が上へ上へと並んでいる。この東側はサニーサイドです。昨日25日。あまり天気がよかったので朝から家内とフィエルヴェイン(以下FV)を散歩しました。Fiellveienとは直訳すれば山道ですが斜面を平行に通り、標高差は殆どありません。幅広く、南北に4632メートル、市街を見下ろすこの赤線で示したFVは、わざと舗装せず土で固めた歩行専用道路になってて、山道というより自然の中のプロムナードの趣きです。

四季のFVを写真で紹介するサイト;http://www.norphoto.com/r/eng20.php

背後に連なる標高300〜600メートルの山々を縦横にハイキング小径があり、元気な人はそちらへ行く。こちらの平で広い散歩道を歩くと、行き違う人々ははわたしたちと同じ退職者か乳母車をおした産児休暇(1年)のお母さんがたである。それからジョッギングする人、犬を連れた人はま、どこでも多いが。

●フィエルヴェイエン蘊蓄
わたしたちは駐車場に車をおいて、地図赤色のFVを南へ、地図では下方へ歩く。駐車場から北(上の方)へも1キロばかりFVが伸びていて、その部分は1901ミ1905年にできた新しい部分です。地図の赤の部分は1879年から建設が始まり、1894年に完成した。で、この道路計画を作った人はベルゲン森林植樹公社の総裁オーレ・イルゲンスというベルゲン人。営林署の署長さんみたいなものか。途中に胸像が立っていて、FVの上のほうにいまもその営林局の作業場がある。

当時の裕福層が馬車で散歩ドライブした絵はがきがありました。FVの中ほどに馬の水飲み場が作られ、その跡が残っています。



FVの切れたとろから一段上の道路がFVを計画建設したオーレ・イルゲンスの名を冠した道路で、ここにイルゲンス総裁が住んでいたのだろう。現ベルゲン名誉領事のヤコブ・イルゲンス氏は2世代あとの同じ家系。氏の二女のベネディクテさんがベルゲン大学日本語科の責任助教授というしだい。

FVとの落差は平均50メートルほど。帰り道はこちらを歩く。フロイエン・ケーブルカーと交差して再びFVにはいり駐車場へもどりました。ゆっくりゆっくり、途中ベンチでひなたぼっこしたり約2時間ほど好天の恵みをいただいてきました。(了)



Pnorama Box制作委員会

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