安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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時事五目雑記
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〈 2008年 2月 25日 月曜日 )


五目雑談です。

●大統領のトシと支持者のトシ
黒人オバマ、女性ヒラリー、老人マケインの対照を良く言われるが、私的には人種・性別・トシが気にならない。選挙に意味があると思えないので一度もコミットしていないのですが、オバマ46才、ヒラリー60才、マケイン71才。候補者のトシが支持層のトシに関係があるという意見に「言えてる」とおもう。政策よりヒトで選ぶ向きにはなおさらです。日常生活で自分の歳より15才以上のトシ上と10才以下のトシ下はムダばなしが通じ難いことありませんか。政策よりヒトで選ぶ向きには仕事上の事務的会話や専門を同じくする話題に人間性が関わることは少ないが、仕事上つきあうことのない大統領選挙になると、人それぞれ信頼できる世代から選ぶ傾向がやはりあるとおもう。

長齢の首長は現在キューバ新大統領ラウルは67才、ムガベ84才(6期目に出馬)、ベネディクト法王81才、善悪好悪をよこに置いてそれぞれ政務に支障はない。トルーマンは車椅子だった。健康であれば別に飛んだり走ったりしなくて良い。因みに、30代の首長がいて40代はザラにある昨今、皇太子さまは48才であります。シッカリしてくださいまし。

● ムシャラフ、万策尽きたか
ムシャラフは過半数を占める連立野党側と協力可能と考えていたが、野党党首達はムシャラフ退陣要求に固執している。『ムシャラフ辞任を検討』と英紙が伝えた。他の有力紙は黙殺しているので、STの記事はガセネタらしい。大統領スポークスマンは直ちに否定、閣議で再選されたムシャラフは5年の任期を全うすると四角4面のこたえ。

しかしながら、与党惨敗で数週間から数ヶ月で辞任せざるを得ない状況ですから、もし辞任するとすれば野党政府に移行がおわった段階でありえる。そこで弾劾動議があるか、弾劾されてはおしまい。動議の先行きを見極めた上で早期の辞任はあり得るとおもう。

● ロシア次期大統領のセルビア訪問
プーチンを継承する次期ロシア大統領のメドヴェーデフがセルビアの首都ベオグラードに月曜日やってくる。反米フラストが渦巻くセルビアで大歓迎されます。一時的には親ロシア派が勢いを盛り返すでしょう。メドヴェーデフはタディッチ大統領とコスチュニカ首相と会談、コソボ独立を認めない非承認国家との結束を固め、ロシアは物心両面の支援を約束するものの、ロシア軍の駐留はおろか、コソヴォへの武力行使は両国の望む所ではない。

セルビアの日常風景をみると、市民のマジョリティーはコソボ独立に無関心の様子、そんな風景を映像で見る限り、問題は日が経つにつれ、コソボ内のセルビア系住民に絞られる。きのう日曜日で分断の町・ミトロヴィツアのデモは7日連続ですか、コソボ政府はまだセルビア系住民の安全確保と民族宥和政策を具体化できていない。仕返し虐殺のときにコソボを逃れたセルビア系住民には帰国したい者もいる。想定ないといえ、独立コソボ多難。(了)



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