●ニューヨークタイムスよ おまえもか
マケインの女性問題をNYTが記事にした。しょうもない、NYTもイエローペイパーに成り果てたか。どうせならもっと膨らまして『スキャンダル』誌のようにトップで件の女性写真をデカデカと印刷できないものか。NYTは半年前のタレコミをもとに推敲に推考を重ね、弁護士と相談したうえで掲載に踏み切ったという。おもしろくないわけだ。半分も読まずにやめ。他誌の追いかけ報道をさがす、われながらみっともない。
●マケインはメンクイ
で、このテレコム関係のロビイストがパーティドレスでポーズしている全身の写真をみると、すらりとした美人で実にいいウーマンでありますな。マケインが再婚した現夫人もバービードールのようなカラッポな感じがあれですが美人である。フム、マケイン氏は面食いですな。で、このロビイストVicki Isemanは99年にマケインとお目もじした時は31才ですよね、よろしくと言われたら、『よっしゃ、まかしとき』!そう言う気持ちにならない男はふつうじゃないよね。
●上院議員とロビイストの持ちつ持たれつ
広告界(Alcalde & Fay)にいたこの女性が、上司から通信業界のロビイストに抜擢された。ロビイストの仕事は政界のツテを得てビジネスを有利にすること、この女性の場合は当時上院商業委員会委員長をしていたマケインに近づき、通信関係のボスに知己を得てビジネスを展開することです。でもおかしいな、2000年の選挙資金集めの際にはこの女性ヴィッキ・アイスマンの紹介でマケインは通信企業家のW.パックソンに会い、大口の献金を受けている。これじゃ利益関係がサカサマだ。
マケインはロビイストの便宜を図ったことはないと言いますが、それはどうか。アーミテージ氏が山田洋行から大金を受け取っています。マケイン事務所も他の政治家の事務所も口利きが仕事みたいなものですから。
●マケインへの悪影響は?
二人の親密ぶりを心配した当時の側近(John Weaver)が、ヴィッキに引導を含めたという。いろいろあったみたいですが、マケインもヴィッキも特別な関係はないと否定してるんだから、それでよいではないか。二人の睦まじい写真があれば別だが立証不可能で、わたしのように野次馬がほじくり回すのはよくない。
こういう昔の、あったかないかのようなネタをなぜ今になって記事にするのか。NYTといえども売上げを上げる使命があるからでしょうか、最近上質紙の信用を落とし、社説には右も左も見られるようになった。買収されてからの傾向におもえる。
さてこの疑似スキャンダルがマケイン支持者にマイナスとなるか、タイムズThe Timess誌はこのロマンスに関するブログの80パーセントはNYTの記事そのものに批判的とある。マイナス影響はそれほど多くないだろう。わがマケイン観には青天にひとひらの雲もなし、微動だにしておりません。
●賢明なウワサの女性たち
04年の大統領選ではジョン・ケリーが選挙運動を手伝った大学生と怪しいと報道されたがAP記者になっていた女性は否定、メディアの取材を拒否した。それで鎮静したのをおもい出したのですが、ヴィッキさんはNYTに書簡で親密な関係はなかったと答え、メディアの取材を拒否している。賢明である。クリントンがちょっかいしたモニカさんとは違うのだ。
余談:マイク・ハッカビー共和党候補がラリー続行。マケインの女性のウワさには>Mr McCain is a good, decent, honourable manマケインは高潔で名誉ある善人<と、これじゃ、マイク!トットと止めろ!と言いにくい。
NYTの新しい関連記事ほここ、4ページあります。
http://www.nytimes.com/2008/02/21/us/politics/21mccain.html?(了)