● 恋するサルコジ大統領
サルコジ仏大統領とイタリアの歌手がヂズニーランドで仲良ししている写真が週刊誌数紙に出ました。結婚申し込みがあったとイタリアの新聞が書いたそうで、サルコジさんならありそうだですね。離婚して未だ２ヶ月、いくら忙しくても恋の時間は都合できる……。それにしても、今月は欧州アフリカ会議、EUサミット、カダフィ招待、パレスチナ財政支援国際会議主催（アッバスに計8400億円拠出、もったいない）、この会議でパレスチナへ国際治安維持軍派遣構想を提案したばかり。忙殺の日程である。

エネルギッシュというか、女性には熱心な人ですね。小泉さんはこの点わびしい人でした。このカーラ・ブルーニさん、38才とほんとうに結婚すれば３度目ですか、幸せな男だなあ。

● 南アのANC新党首ズマ
南アのンベキ大統領が党首選に無惨に負けた。選挙の終盤はズマ候補が雪だるま式に勢いを増し、アフリカならではの踊る熱気が充満していたので、来るものが来た感じではあるが、ズマの圧倒的な勝利にンべキ形無しである。

アンクANC（アフリカ民族会議）はマンデラのいた政府与党で、この党首を党名から議長と呼ぶが、議長が自動的に大統領に選ばれるのは日本の最大与党党首が首相に就任するのと同じである。したがってンベキの任期が切れる09年の次回大統領選でズマが選ばれる見通しだ。

Jacob Zumaはいかにもアフリカの酋長といった豪放磊落でテカテカ脂ぎった入道、ヨーロッパ仕込みの済ましたンべキと対極にある人物である。西側は懐疑的、わたしら淡白な人間には苦手なタイプです。しかも過去に強姦と兵器売買で収賄容疑があり、副大統領を辞任したとあっては、手放しで喜べない。

しかし、選挙はとても民主的に行われ、ンベキの負けっぷりもいあっぱれ。ズマは親分肌で交渉をまとめる政治業績は悪くないのですが。（了）