安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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エルダール中学校、続報
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〈 2007年 11月 22日 木曜日 )


●活気づく静かな住宅地
エルダール中学校は平常通りの授業が行われています。自然がいっぱいある静かな郊外地でおこった、悪ふざけな事件でしたが国際的(ワシントンポストやニューヨークタイムズまで取り上げた)に報道されたとあらば、地元はエキサイトするのーも当然。一夜明けた火曜日は校長、自治体の教育長、この島の警察署長さんが父兄への説明会を開きました。めずらしくたくさんの父兄があつまり、和気あいあいと進行したそうです。一面、エンターテインメントでありましょう。

●ジョン・レノンの替え歌
ビデオは当局が消去しましたが、当地の新聞社が入手した映像の一部を誰でもアクセスできるよう公開した。覗いてみると、バックの歌は前回に転載したジョン・レノンのオリジナルではなく、歌詞も原曲のリフレイン以外ほとんど替え歌になった別のバージョンでした。呻くようなダミ声。なんともオゾマしいこんな具合です:

"You know... when life is just shit, and you just feel like leave it..
you feel a pain so strong, but still you can't feel it... because you're so used to it..
and you get the urge to make the people who has made your life a living hell,
suffer so strong that they die of pain... you just want to see the blood
poor & the look at their faces when they suffer...
yes it's true... monday November, 19... the day of joy...
where? HELL!!
(エルダール中学校の映像が出る) Thank you.. and good bye..."

●容疑者は15才の退校少年
わたしら若くない者は、若者風俗をを目で見ることはあっても、考え方がわからない。この歌はこの「反社会的憎しみ文化」を理解する上ですこし勉強になりました。

容疑者は釈放後に再逮捕された15才の少年、数ヶ月前に放校(退学)処分を受け一ヶ月前に校内で校長を恐喝したという。他にもビデオ作りに関わった仲間がいるようです。因みに義務教育中の放校処分は法規で禁止されているが、特殊学級の学校へ転校になったか、特殊学校へ送られたのか、児童保護の制約があるためこの少年についてのメディア情報はない。

おもうに体はおとなでも15才の子ではやっていることの重大性がわからない。驚かせてやろうくらいの気持ちでやったイタズラが、警察が出動して大々的に報道され逮捕される羽目になろうとは想像もつかなかっただろう。可哀想な子ですね。本人が努力すれば立ち直りは容易いのですが、できるかな。(了)



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