安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ブッシユ、福田総理をねぎらう
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〈 2007年 11月 16日 金曜日 )


●性格が違うブッシュと福田
今日は16日。今頃は福田首相はブッシュとの会見を終えているころか。首相は風邪気味だそうで、鼻をグシュグシュしながら話をするのはまずい。せいぜい風邪をうつさないように気をつけてくださいまし。性格が対称的な二人ですが、ウマがあいそうでけっこう会話が弾むのではなかろうか、楽しみにしています。

先日サルコジがWHを訪問した時はブラックタイで晩餐会の歓迎ぶりでした。福田首相にはヒルメシも出ない。ハッキリしてますな。しかしかといってフクダニッポンを軽視するわけではなく、大いに福田首相をいたわってくれるでしょう。タイトルは予想でつけました。

●アジアの国アメリカ
インド洋での補給活動延長が出来なかったことに関しては、アメリカが詰る理由はない。この件で日本の首相一人が政治的廃人になっているのです。ムリいっちゃいけません。アジアにおける米の難物は、わかりきったことであるが朝鮮半島と中露です。沖縄と本土に米軍基地を貸与、それも維持費の大半持ちで貸与してもらっている米がどのツラさげてインド洋での不手際を詰れるか。シーファー大使曰く:America is a part ofAsia.

福田さんは遠慮なく北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しないよう注文つけをわすれないよう。。話し振りは注文というより意見陳述んの感じになるとおもいますが、ブッシュは拉致事件に関心があり横田早紀江さんをWHに招待して会っています。日本事情はよく呑み込んでいる。6者会談の米代表ヒル次官補は職務柄成果を急ぐ傾向がある。

●F22は米外不出
会談後に記者会見があるのですが、さあ、奇抜な新提案はないでしょう。F22ステルス戦闘機を売ってくれといったって、あれはオーストラリアにも他の同盟国、当地ノルウェーにも売ってはいない。中露へのハイテク流出を怖れての事で、特にわが自衛隊を信用していないからではないのです。

福田訪米の前にゲーツ国防長官が来日して首相に要望事項を伝えているが、初日に上智大で講演した内容は日本人に語りかけるような内容ではなかった。いわば「米の対テロ世界戦略からみた日本の役割」が根幹にある。ゲーツは日本人の知識がないため日米関係にはヒユーマンな視点がかけていると思った。彼の言はブッシュの要望ではない。

●発言するシーファー駐日大使
他方、現駐日米大使シーファー氏はなかなか親日派で、しかもブッシュとツーカーの仲という。かつてライシャワーやマンスフィールド、マンデールといった知日派で良心のある大物が駐日大使を務めたが、あのころの強引な米の通商交渉に日本の言い分を忌憚なくWHにご注進におよんだでしょうか、部下がつくったレポートを送っていたにすぎないのでは。

それにひきかえ、シーファーは小沢一郎にメンツを気にせず会いに行き、議論を途中で打ち切られても不平をいわない誠実さが漂う大人の風格。こういう人は長くいてもらいたいですな。(了)



Pnorama Box制作委員会

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