安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


-------- ----------------------------------
北朝鮮経済にベトナム・モデル
------------------------------------------
〈 2007年 10月 31日 水曜日 )


●ポスト核を睨んだ経済改革新プラン
北朝鮮、金正日は核問題はもう終わったと読んでいる。核の無能化で得られる代償に熱心だが、それいじょうにポスト核を睨んだ新しい経済開発プランを構想している。EUにはマイナーだが「朝鮮半島担当議員」という肩書きがある。この議員3人がこのほど北朝鮮を訪問し、金英逸(キム・ヨンイル)首相をはじめ経済官僚と会談、経済開発セミナーを開いた。した。そこで熱心な質問を受け、農業。工業からIT、通信、金融システムまであらゆる分野に強い関心を示したという。特に外資誘致にはどうすればよいか、そのノウハウを知りたがった。

●経済担当の首相が率いる30人のミッション
今年、北朝鮮の首相に就任した軍人さんは、だって軍人さんしかありえないのですが経済の専門家で、経済政策の責任者という触れ込みだ。この金英逸(キム・ヨンイル)首相が5日間の予定でベトナムを訪問中である。一行は北の企業家)(工場長)ら30人の代表団、意気込みが感じられる。

29-30日のBBCに「北朝鮮の改革はベトナムが鍵」Vietnam "key to N Korea reform"というベトナム人記者が書いた現場取材記事がある。このなかに釜山大学の国際関係教授の言として「北朝鮮の現況は以20年くらいの前のベトナムと類似しており、ベトナムの発展は大変参考になる」という。

わたしの異論は横において、BBCと朝鮮日報から適当に書き出してみます。

べトナムでも使わなくなったツポレフ134Bがハノイの新しい空港に到着。出だしからしてベトナム人は自分たちの経済改革、市場経済への移行がもたらした繁栄を自慢したくなるだろう。黒塗りメルセデスに乗せて五つ星ホテルにご案内、見る方も見せる方もとても熱心になる。

●安定した共産主義体制を維持したベトナムの発展
ベトナムは共産主義体制を維持したまま、ドイ・モイで知られる経済改革を1986年に発足していらい、外資導入、外国企業誘致、観光産業に成功を収めた。共産主義と資本主義が共存できる事を、おそらく中国より均等で汚職が少ない発展に魅力がある。そしてなによりも北朝鮮がベトナムに惚れ込む理由は経済発展がレジームチェンジなしに政治的にきわめて安定していることにある。

ベトナムは来年9%の成長率を目指し、外国の投資が110億ドル(約1兆2613億円)を突破したとの説明を受けて一行は驚いた(朝鮮日報)。一生懸命見て回り質問したが、具体的な経済協力の話はなく調印する文書もなかった。今回は調査目的で、ベトナム・モデルを採用するか参考程度かは金正日が決めることだが、果たしてベトナムまで行くだろうか。飛行機はダメだから中国経由で機関車を利用すしなければならない。モスクワまで汽車の旅を楽しんだ金正日ではあったが、健康が怪しいうえに中国が良く思わないだろう。(了)



Pnorama Box制作委員会

ひとこと言いたいなんでも・掲示板へ
筆者へのmailはこちらまで
HOMEへ戻る