安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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ミャンマー軍政の陰湿な迫害
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〈 2007年 10月 6日 土曜日 )


●増える犠牲者
ミャンマー治安警察と、軍の行動はたんに制圧とか鎮圧ではものたらない陰湿な迫害であった。1988年の惨状に至らず幸いだったと先のコラムで書いたわたしは軽卒でありました。

1988年の学生主体の抗議デモ虐殺は3000人とされるが、今回はそれ以上、1万人が殺されたという情報もある。ヤンゴンの寺院からは僧侶が消えて、修行の子供たちが清掃と学習(仏典の暗記)に励み、その傍らで兵士が見張っている。

●僧侶に容赦のない迫害
軍事政権が認めた範囲はロイターによると8寺院を捜索、僧侶700人を拘束した。さらに109人の僧侶と9人の民間人を指名手配になっているという。治安警察の武力行使があって後、多くの僧侶たちがヤンゴンから難を察知して逃亡、姿をくらました。そのなかに僧侶の抗議行進を立案した4人の指導僧侶を捕らえようと軍は隠れ先を上級僧に問いただしている。(デンマークの新聞Politikk)

デモに積極的だった学生組織Generation Studentsの活動家はヤンゴンの街路に138の死体を数えたという。それより先、一般情報では2000人の僧侶が逮捕され700人がすでに釈放というニュースが多かった。とにかく全ては未確認情報であるが、1988年の犠牲者を超えるかに思われる。

●オスロから発信する『ビルマ民主の声』
最近良く紹介されるDVB(Democtォratic Voice of Burma)「ビルマ民主の声」は、オスロからミャンマー国民にに向けて毎日放送している、唯一ビルマ語による外国亡命者からのラジオとTV放送である。ノルウェーは知られるように戦後すぐから、人権抑圧と民主化の働きかけを熱心に支援する国で、そのためにミャンマーの自由化運動に今年度すでに1億5000万円を支出している。大半は国連を通じての支援だが、国内のミャンマー支援団体やこの『ビルマ民主の声』に財政援助を行っている。DVBはミャンマーからネットで送られてくる新しい画像やヴィデオを次のサイトにアップしています。http://english.dvb.no/photo1.php たとえばヤンゴンの川に浮かぶ僧侶の躯。



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