●母国語失語症?
330日から10月3日までオーレスンドという、ベルゲンから北の海岸へ航空45分のところにある町へ飛んで、その周辺の水産業者訪問や水産官庁との会議に やって きた日本の視察団に随行して回ってきました。わたしの仕事は通訳、いつもいい加減にやってますが、表立った不平は聞かないのでま、不合格ではないというこ とか。いつもそうなのですが、ノルウェーでは民間でも政府関係でも外国人との折衝は英語が基本、準備するプレゼン資料も英語のため彼らはノルウェー語の失 語症みたいになる のですな。
●持参の小型パソコン、無線LAN接続適わず
で、今回は小さなA5サイズのパソコン、梅田のヨドバシカメラ買った工人社のAMD Geodeを持って行った。わずか960Gと軽量。さてホテルで早速ワイアレス接続を試みたが「範囲内にはネットエワークが見つかりません」と、どうしても繋がらない。ホテルの係に診てもらい、日本語で表示されるが、読めなくても同じウインドウズの設定だからスラスラ詳細を書き入れてくれたのですがやはりダメ。係のお嬢さんはパソコンがおかしいと結論した。
どうもワイヤレスLANの規格は同じだとおもうがハテ。。視察団の秘書さん持参のパソコンはキレイに入る。もう一人のパソコンは不安定ですぐきれたり、繋がらなかったりで使い物にならなかった。そういうわけでネットが仕えなくてはコラムを書く気にもならず、ご無沙汰になりました。次回はケイタイとパソコンをケーブル繋ぎを出来るようにして、必ずや無沙汰しないように心掛けます。
帰り、空港でチェックインを待つ間、目前に座ったビジネスマンがAMD を膝の鞄の上に乗せてセッセと書き物をしていた。結構売れているのかも。あれは当地のホテルのワイアレスにアクセスできるに違いない。
●観光化されていないフィヨルドの海岸道路
島々や半島の海岸線と、半島の山越えに高地を数百キロバスで走る。この3日は爽やかな秋晴れ、この辺りは観光地ではないので対向車にも殆ど出合わず、ひっそりと静まり返った秋の光と紅葉にうっとりする。この視察団の日程には観光はおろか、買い物の時間もいっさいない。ただ移動のときに車窓の風景を眺めるだけだ。しかしこの観光化されていない大自然の風景、秋日和のリンとした空気は一行に感動をあたえたようだ。全員男性で平均年齢が高い視察団のメンバーには「家内と一緒にきたかった」と宣うご仁が幾人かおられた。(了)