●18日までコラムを休みます
いま、大阪陸上世界大会のマラソン女子をが半ばにさしかかったところ、。実況なので当地時間は真夜中０時４５分であります。先頭集団がダンゴでまだ抜け出た選手がいませんが、日本勢がふたりトップでがんばっている。暑さと特に湿度が７４％とかで、ハードな環境でありながら、タイムはいいですね。

先日の競歩では倒れる選手が続出しました。今日の男子はどうなるでしょう。と、おもいながら明日早く旅行に出かけるのであまり遅くまでつきあえない。残念。

休みは２週間、過密スケジュールで余裕がないのとその気にならないだろうと思うのでパソコンは持って行きません。16日戻りますが、18日まで更新はおぼつきません。ま、ネットカフェやホテルでメールのチェックはできるので、ついでに雑文を送るかも。

●躓くアフガニスタン
タリバンと韓国政府が妥結した身代金2000万ドルは解放発表の直前から言われていた。情報源によって額に差があるが、2000万ドル（23億円）は長引いたため他のタリバングループが関与したため分配で悶着しているらしい。韓国は仲介に立った部族長ら（軍閥）とインドネシア側には別途、謝礼を出している。

タリバンはケシの栽培を全盛期よりも大量に生産、欧州のドラッグの85％を占めている。この利益と身代金は武器弾薬トラックの購入、タリバン兵拡充に費やされ、その募集給料アフガン国軍の給料の４倍になったという。タリバン政府の時代、パキスタン国境の町に逃げた200万人がカルザイ政権が成立して帰国したが、職がないのでタリバン兵になる。もうすぐカンダハルはタリバンの勢力下におちるだろう。

韓国ボランティアスォ拉致したグループの所在もリーダー格も判っている。やっつけようと思えば米軍でもNATO軍でも、アフガン治安警察でも出来る。それができない。部族長の顔を潰す行為は戦火を広げ、カルザイ政権を危うくするから。韓国人質事件は八方ふさがりを後に遺した。

● パキスタン秋の陣
シャリフ元首相が10日に帰国すると発表した。最高裁の帰国許可決定があるからムシャラフは手出しできないだろう。するとジっとしておれないブット元首相も帰るだろう。ムシャラフと最終的な完全合意を、少なくとも汚職容疑で再逮捕しない約束を取り付けた上で9月中に帰る。10月では選挙準備が間に合わない。ブットの３条件はムシャラフは大統領職に留まってもいいが軍参謀総長を辞任し、ブットが首相になる。
ムシャラフは軍服を脱ぐことにしぶしぶ同意したが、ブットは憲法で禁止されている首相三選になる問題がある。大統領選を下院選挙のまえに行いたいムシャラフと、法律に従って下院選挙を先行させたいシャリフとブット。三つ巴の前哨戦が９月にはじまる。（了）