●マリキをとブッシュは呉越同舟
>決裂しなかったことは偉大！マリキはシリア訪問で３が日留守にする。週末に会議があり、奇跡的にシーア、スンニ、クルド指導部が連帯できるか？奇跡を願うしかない。<　と20日のコラムで奇跡頼みしたけれど、ダメでした。各派万遍のアタマがお決まりの合同記者会見で一定の合意はあったというが、この連中には「失敗」の概念がない。スンニから会議に出たのはアタマのハシミを別にして誰も出席しなかった。じゃ、ちっとも動いてないのにゴマカスな！

ブッシュはWe congratulate Iraq's leaders on the important agreement reached today in Baghdad,"とエールを送りました。ゴマかすな！この調子では米政界のマリキ非難は鎮まりません。では、誰を起用するかという段になるとこ他国が干渉できる時代ではない。押してダメなら引いてみろ、増派がダメなら減らしてみろ、であります。

●ギリシャの放火魔
ギリシャの07年の大火は熱風にあおられ、風下に集まった消火活動が、風向きが変わって役立たず。明日意から強風はストップするそうですがまだ気温はあがるとの予報。死者はとうとう60人近くになった。村が日に囲まれて孤立，逃げおくれて焼死した人々だけでなく、火の手の反対側に放火するヤツがいて逃げ場を失った人も多い。夜、メラメラと赤い炎がギリシャの丘をなめ尽くすパソコンの画面でもスゴイのに、放火魔が現場に立てば、堪えきれんだろうな。

● 肉体派ステーツマンあれこれ
プーチンが上半身裸で魚釣りしている写真が、モスクワのホモたちにもてはやされている。筋骨粒々ボディービルで作った体ではないが、お腹が出っ張らずよく引き締まったりっぱな体である。ホモさんたちは感じたのでしょうな。わたしはホモの感情まで頭が回らなかった。

サルコジはプーチンほどではないが末の息子を乗せて海水パンツでボートを漕いでいる写真がある。パパラッチからロイターが買った写真をパリマッチ誌がポコっと出た脇腹を修正して掲載したアレです。修正の有る無しに関わらず、まずまずのいい体だ。あまり歩かないせいか、足が華奢だが。

以前、セイシェルの海岸に立つ海パン姿のブレアを写真でみた。胸幅が厚く筋肉質です。当地のストルテンベルグ、デンマークのラスムッセンが筋肉質である。その他欧州にはスマートなポッチャリ型がかなりいる。小泉さんのようなガリ痩せタイプは例外。思うに、古い欧州の政治家は体躯の大きな人、背丈が低くても押し出し良い人が多かった。共産圏は特にこの体型が指導者の必要不可欠な資質なのか、中国と北朝鮮の指導者はは今でもハラを突き出す姿勢を取る。ソ連−ロシアの政治家でプーチンが例外的に筋肉質である。精悍な前屈みの姿勢は柔道のせいか。上から睥睨するブレジネフやエリツィンと異なり、下から睨み上げる。（了）