●200年は地震の年?
「地球がもっと暑くなる2007年」という題で今年のコラムを始めました。雨はより激しく、風はより強く、乾燥地帯はいっそう乾き広がる。北朝鮮の洪水による収穫被害はもっと大変な年になる。と殆どそのとおりになりました。日本の猛暑は一回だけでおさまるか?
しかし地震だけはよくわからない。増えるのか減るのか、2006年までの世界地震発生統計は規模、数ともに横ばいで推移、気候のような変動はなかった。だが、木曜日早朝(現地時間)ペルー沖で発生した大地震はM8である。M9の巨大地震はインド洋沿岸に津波による大被害をもたらしスマトラ沖地震があるが、それ以外は計測できるようになってからゼロで、100年に4〜5回といわれる。
●異変?巨大地震が突然増えた2007年
M8の大地震は世界中で年間平均1回、M70.〜7.9なら年20〜25回ある。Mが一桁あがるとエネルギ0量は30倍になれう。中越沖地震はM6.8でしたから、その30倍以上ある今回のペルー沖地震がいかに大きかったかです。そしてこのクラスの地震がこれまで全世界で年平均一回でしたが、2007年はこれで3回目です。やっぱりモンスーン/台風/ハリケーンの増加増大とともに大地震が増えつつあるのか、アマチュアのわたしは思うのです。
● 地震の密集地ペルー沖
ペルーは内陸でも起こる場合(2001年アンデス)があるが、同じペルー沖で同規模M8の地震が2度、1974と1908に発生している。図の一番大きい四カクの重なる地点がはそのイワクツキの場所で、ブルーの筋がみえる海溝に左からナスカプレートが南アメリカを載せてい同名のプレートに沈み込んで起きるプレーと型地震である。
震央にちかいピスコの町は80%の家屋が壊滅したという。人口6万人と小さい町だったのがまだしも、もし人口800万人以上/ペルー総人口の3分の1が住む首都リマに近かったらエライことでした。2007年この先何がおこるおもいやられる。(了)