安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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続、手作りの結婚式
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〈 2007年 3月 13日 火曜日 〉


●一番売れた寿司
用意した料理の半分近くが結局残ったようで、これはもう充分量を見積もっていたので予想できた事であるが、寿司はベジタリアン用の巻きがまずパっと出て、最後にわたしが取りにいったとき寿司コーナーが空っぽでした。アフリカの一見すると黄色いつぶしたご飯のような、ちょうど指で丸めるのによい固さと粘り気なのですが、味が合わない。これと激辛タイスープが全然減らなかった。

食事がやや進んだところで司会者である新郎Cの同僚がわたしに「最初のスピーチにお願いしたい」と、そういうことになっているらしい。「ええ、いつでもいいですよ」と心づもりしてきたので気軽に応じる。で、この場はイギリス人来客が半分近くいるのですべて英語です。教会でも牧師は英語でやった。だから私も英語なのですが、ハナからけっこう受けるではありませんか。何度も爆笑あり、イイ気になってしゃべっていたら臨席の家内が「もう止めなさい」!

実は、家内がこんな事を言いなさいと書いてくれた「原稿」がある。それをポケットから取り出し、最後の所をマジメに読み上げ.乾杯して着席。

●はたらく仲間の裏方さん
予定の6時を過ぎてコーヒになった。そのあとは本職たちのピアノと歌、本職でない玄人はだしのうた、ドリンクとダンス、おしゃべりです。スーパーにあるガラスのドリンク冷蔵庫から自由にとるビールやジュース類があるが、息子と娘の友達やその知り合いがワインのサーブやバーコーナーでかいがいしく働いている。ほんとによくやってくれます。真夜中を過ぎ、一応お開きにしたあとも、後片付けに精出している若い人たちを見ると、頭がさがります。

さて、残りの整理と掃除はまた翌日することにして、持ち込んだ備品も運場なければならないし、家内はまだリラックスできません。明日はまず我が家の泊まり客合わせて11人の朝食をテーブルに並べ、それから会場の片付けに、お昼からは日本の家族を息子とホテルに迎えに行って家に招く。わたし、車を運転しないからこういう時はホント役立たずでございます。

●報われた苦労
しかしです、結婚式が素晴らしい雰囲気でみんなに喜んでもらえたので、このところ家内は最高に機嫌が良い。苦労が報われました。娘はすでに30をいくつか超え、わたしたちの生い立ちに比べると波瀾万丈の生を送ってきた。いま振り返ってしみじみ良かったと思う。

新婚旅行はエジプトのリゾートへ、返ってくるのは今日あたりかな。娘は最近、じぶんでやっている理学療法のクリニックに力がはいっていない。ダンナと同じピアノ・エンタテイナーの仕事をはじめました。信じ難いことにエージェントがつき、毎週ではないが、お呼びがかかるようになった。ならば好きな道に行くのがよろしい。食べる事はなんとかなるものです。(了)



Pnorama Box制作委員会

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