安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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テポドン2と韓北米日
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〈 2006年 5月 21日 日曜日 〉


●言いふらしや 盧武鉉
前回より引用 >盧武鉉はいまどこへ行ってもだれと会っても日本をボロクソにこき下ろし廻ってっておりますな。< 
朝鮮日報より引用 >盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は19日、青瓦台(大統領府)でシンガポールのリー・クアンユー顧問相(元首相)と会談した。この席上で盧大統領は「植民地支配の経験に起因する優越感と、敗戦による劣等感が混在している日本の行動が北東アジア秩序に不安要因として作用している」と述べた。<

はあて、日本人の私やあなたが韓国を植民地にしていた優越感って、ありますか?あるとかないより、そもそも東南アジアへ遊び旅行に行って、いちいち過去の植民支配について思いを馳せる日本人などいやしません。こういうのを「晴天の霹靂」という。敗戦による劣等感に至っては、そりゃまあ負けたのだから忸怩たる反省はあるが、それで劣等感を持つ国民は日本だけでなくどこの敗戦国にもみられない。イラクは米に負け、いま米はイラクに痛い目にあっているが両国民に劣等感など微塵もない。韓国では物事を理解するのに上だ下だとこだわるクセが強い。話が一旦こじれるとダダッ子になるわけだ。

日本が「北東アジアの不安要因」で、北朝鮮のテポドン2発射実験の兆候は北東アジアの不安要因ではないらしい。韓国マスコミの報道は日本・米国から1日遅れ、韓国政府は燃料注入を開始するいよいよの時まで、できたら黙ってやり過ごしたいのだろう。調査によると韓国人が好む周辺国家は、北朝鮮30%。中国12%、日本7%だもの、北の同胞がよそにワルサするのを大目に見るのは当然か。

●テポドン2の発射はない
テポドン2は射程が米本土まで届くという。その実験の飛行先は、ロシアだめ、中国だめ、日本海を越えて太平洋のどこかへ、アラスカのはるか手前で海に落とすよう発射するしかない。すると北海道をカスって飛ばすのがいちばん国際問題上小さくて済むことになる。尤も計画通りに軌道を飛ぶとしてのはなしで、札幌の上かもしれないし、前回のように本土を跨ぐかもしれない。あのとき、北朝鮮の説明は衛星打ち上げのためのミサイル実験となっていた。今度、もしやるとしたらどういう言い訳を考え出すか、この種の知恵はよく回る国だ。

さて、北はホントに長距離弾道ミサイル・テポドン2を飛ばすか、わたしは是非見たいのですが、燃焼実験に限定すると思う。失敗すると国威にかかわるうえ、米の新しい対北アプローチがどうなるか、見極めるまではそれすらやらないだろう。ところでこのNYタイムズによると最終和平プランの協議は日本とロシア抜きですぞ。
Mr. Bush's aides envision starting negotiations over a formal peace treaty that would include the original signatories of the armistice ― China, North Korea and the United States, which signed on behalf of the United Nations. They would also add South Korea, now the world's 11th-largest economy, which declined to sign the original armistice.
Japan, Korea's colonial ruler in the first half of the 20th century, would be excluded, as would Russia. 
ここにも日帝20年の植民支配というノ・ムヒョン吹聴が伝染しているではないか。ここは小泉さん、日本を排除するつもりかしっかりブッシュさんに確かめてください。(了)



Pnorama Box制作委員会

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