安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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バルカンの殺戮者ミロソヴィッチ死去(3)
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〈 Wed, 15 Mar 2006〉


●遺体はベオグラードで党葬
葬儀はセルビアで執り行うときまった。古巣の社会党が党葬として行う模様。娘のいる故郷モンテンテネグロや、ミラ夫人と息子が亡命(正確には逃亡)しているモスクワで私的におこなうより、堂々と祖国の首都へ帰るのがよい。ミロソヴィッチにとって最善の形でしょう。埋葬は両親の眠るモンテネグロではないかとおもう。

かつて絶大な力を振るった社会党政府は、この葬儀がうまくいかなければ最後の仕事になるかも。遺体を引き取りにきたモスクワの息子が手続きを済ませ、ついでに毒殺、毒殺と言いふらしました。遺体は病院からそのままスキポール空港へ、水曜の午後にはベオグラードに到着する予定。夫人のミラさんはこないだろう。このダンナにしてこのカミさんあり、傲慢なミラさんへは、葬儀中は告訴されている公金横領で逮捕しない保証が出されたが、パスポートを取り上げ、保釈金を払い、出頭義務があるなど付帯条件があり、一度帰国すればやすやすとは帰れないようにしてある。

●ニセ病いはサボタージュの常套手段
先のコラムで間違ったのですが、癲癇と肺炎の抗生物質は高血圧の薬を中和して効き目をなくす働きをするのでした。で、昨年血液検査これが検出された。ミロソヴィッチが私的に入手し、モスクワで治療したいため病状をわざと悪化させたとされる。血液検査をした毒物専門医が記者会見で2週間前にそういう見解であったことを発言している。

むかし、醤油を呑んで病気になり徴兵を逃れる青年がいたそうで、そのデンですな。そうそう、毒カレー事件でマスミの主人も似たようなことをやって医療保険をだまし取りましたな。しかし誰が中和薬の悪知恵をおしえ、誰が手渡したのか。外報役の弁護士以外にもヤミのルートがある。独房でウイスキーを呑んでいた証言があらわれた。やはりね、驚きません、わたし気になっていたのです。ラブロフ外相がロシアの毒物専門医を検証のため派遣したが、オランダの医者に物言いできるわけない。それより薬の入手経路が問題で、拘置の管理責任が問われるだろう。

●葬儀での涙の量に注目
さて、ミロセヴィッチ裁判は終了したが、ムラヴィッチとカラディッチについて、ポンテ検察官が言いました『二人が何処にいるか、誰の保護に有るか、すべて熟知している。2年前から調べがついており、自首勧告または逮捕の協議をセルビア当局と続けてきた。さらにムラヴィッチは今月中にハーグに護送されるでしょう』。と、ハーグ戦犯法廷の名誉挽回のためにこの人はマスコミ向け発言をするようになりました。戦犯法廷が加速するか減速するかそれは葬儀当日の涙の量で占えます。(了)



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